車両保険の免責金額は高く設定して保険料を安くしてもいい

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車両保険

車両保険を付けたら、任意保険の保険料が
大幅に上がってしまったから
付けるのを諦めたという経験ありませんか?

事故で車が壊れてしまった時に
買い替えの余裕がないから付けたいのに
保険料が高くて支払えない

こうした場合には、車両保険の
免責金額を高くすることで保険料を
抑えることができます。

免責金額って高くしたら
修理の際に自腹になるんじゃないの?
って思うかもしれませんが

相手にも過失割合のある事故なら
必ずしも免責金額で設定した金額が
自腹になるわけではありません。

見直し次第で、今の保険料から
追加負担をあまり掛けずに
車両保険をセットすることもできるんです。

生活の足になっていて
車が無くなると困る!という方
ぜひ参考にしてみて下さい。

免責金額=自腹というわけではない

車両保険を使う際には
全損か分損かで保険金の受取れる
金額が変わります。

免責金額が影響するのは分損

つまり修理すれば乗れる事故で
車両保険を使うときです。

そして免責金額は必ずしも
分損だからといって自己負担が
必要になるとは限りません。

相手の過失割合次第で
あなたが1円も負担することなく
車両保険で直すこともできるんです。

相手の対物賠償保険も支払われる

相手にも責任がある事故

たとえば、、、
出会い頭の事故や
交差点での右直事故などは

過失割合に応じて、車の修理費の一部は
相手の対物賠償保険で支払われます。

以下の例を見てみましょう。

(三井ダイレクトの公式HPに掲載
されていたものを引用しています。)

あなたが自己負担する必要のないケース

過失割合 自分4割 相手6割
修理費   30万円
車両保険金額60万円
免責金額  5万円

車両保険の設定金額は最大60万円
あなたの車の修理費見積が30万円
の分損だったとします。

相手の過失割合が6割で
示談が成立したとすれば

相手対物賠償から
30万×60%=18万円

相手からは18万円の賠償金を
受け取ることが出来ます。

車両保険を掛けていなければ
12万円を自分で出して修理する
必要が出てきます。

そこで、車両保険を使うことにしました。

車両保険を使えば、保険会社は
修理費30万円を支払ってくれます。

分損ですので車両保険を使うと
免責金額が生じますが
相手からの賠償金があるので

18万-5万円=13万円

相手の賠償金部分から13万円を
保険会社が回収することになります。

なんで、保険会社が賠償金を回収するか
というと、そのほうがお金のやり取りが
簡単になるからです。

あなたが事故の相手から賠償金18万円受取り

あなたは車両保険を使うために、
契約している保険会社に免責金額5万円支払い

契約している保険会社は
車両保険で、12万円を
修理工場に支払う・・・

こんなことしていたら面倒ですよね。

それよりも、

修理費30万円を
保険会社→修理工場に支払い

次に、相手の賠償金18万円のうち
免責金額5万円を除いた13万円を
相手の賠償金から回収する

このほうがお金のやり取りが
自分の保険会社→修理工場と
相手→自分の保険会社
の2回で済むんです。

なお、この事故のケースでは
相手の過失割合が2割以上なら
賠償金は最低でも6万円は発生するので
あなたが免責金額を負担する必要はありません。

修理費が少ないでも、免責金額は軽減される

では、修理費が少なすぎると
残念ながら相手からの賠償金<免責金額
となってしまいます。

ですが、その場合でも設定していた
免責金額の一部をあなたが支払えばよく
残りは車両保険で修理してもらえます。

修理費が8万円だった場合では

相手の対物賠償保険で
8万円×60%=4.8万円

4万8千円が支払われます。

車両保険の免責金額を5万円に
設定していれば
4.8万円―5万円=0.2万円

保険会社は4万8千円を回収し
回収しきれない2千円が
あなたの負担になります。

それでも、自己負担全額よりも
金額は少なくて済みますし

車両保険をセットしていなければ
自分の過失分3万2千円が
自腹になっていたはずでした。

もちろん車両保険を使えば、
翌年以降の保険料が上がります。

相手のいるような事故なら
3等級ダウン事故となり

雹の被害で車両保険を使ったほうがいいの?
でも書きましたが
元の等級に戻るまでの割増保険料は
今支払っている保険料の約2倍になります。

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年間5万円の保険料支払いならば
向こう4年間に渡って合計で10万円
保険料増となります。

それでも、最初の例のように
30万円の修理費で
自分の過失分が12万円なら

トータルでみれば車両保険を
掛けておけば負担が少なくて済みます。

単独事故や当て逃げなどを補償しない
エコノミータイプ(限定タイプ)なら
保険料も抑えることができます。

保険料があまり値上がりせずに車両保険付ける方法

  • 自分の過失割合
  • 車両保険でセットできる上限金額

この2つを元に免責金額を
設定してもよいと思います。

自分の過失割合が8割以下なら
自己負担したくないのであれば

車両保険で110万円設定できる
車を持っているのでしたら

免責金額は20万円までに
引き上げれば、仮に100万円の
修理費が必要となる事故でも

相手から20万円の賠償金が
発生するので

あなたが1円も支払うこと無く
車両保険で修理することができます。

免責金額を大きく設定することで
車両保険の保険料も下げることが
できるので、少ない保険料で

万が一の大きな事故で
あなたが受ける損失を少なくできます。

前回の保険の本質でも書きましたが
保険の本来の役割は、起きる可能性は
低いけれども、発生したときのダメージが
大きい事故に備えることです。

電車など公共交通機関の少ない地方で
通勤に毎日使っているから

もし今の車が壊れて、買い替え費用が
賄えなければ困ってしまいますよね。

車両保険の免責金額を見直すと
どのくらい保険料が抑えられるか
次の更新が近い人はぜひチェックして
みてください。

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同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
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保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
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証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
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車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
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