中断証明書を忘れて新規契約しても納車1年以内なら後から使えます

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中断証明書を忘れて新規契約しても納車1年以内なら後から使えます 中断証明書

自動車保険のことです。
親の名義(車検証の名義)の車に
わたしが契約者で夫婦限定で乗っています。
既婚です。親とは別居です。

その車を親が乗るので返します。

保険解約すると等級は継承できないのはわかっています。

もったいないので
保険の契約者はこのままわたしで
運転者限定無しで乗れますか?

車は返すので ほぼ親が使います。

【補足】
なんでこんなことになったかというと

わたしが夫の実家で車を買ってもらうことになり
保険契約をそこの販売店ですることになり

そこで車両入替で等級継承すればよかったものを
販売店に言われるがまま新しい保険契約をしたからです。

あとから
いままで入っていた保険の代理店に
言われ気が付いた次第です。

Yahoo知恵袋より引用

車の乗り換えで保険会社を切り替えるときは
等級の引継についてトラブルが発生しやすいので
注意しなければなりません。

今回は質問者さん自身というよりも
保険契約を進めた販売店に問題がありそうです。

等級引継できない自体になったとき
どうすればよいか保険会社の中の人目線で回答しますと

新規契約を間違えてしてしまっても
中断証明書を発行できれば、新規契約した車が
納車1年以内なら後から中断証明書を使って
元の等級に戻せます。

記名被保険者が変わるなら解約必須

運転者の範囲を変更すれば
別居親族が運転をしても問題なさそうに
思えますが

自動車保険では記名被保険者
すなわちハンドルを握る回数が一番多い人
変わると記名被保険者の変更が必要になります。

記名被保険者を変更せずに
契約をしていると事故の際に保険金の
支払い対象外となります。

まずは元々の保険契約の記名被保険者の確認

記名被保険者が質問者さん自身なら
返す車の保険では補償できなくなるので
解約が必要になります。

ただし等級は質問者さん自身のものなので
車両入替や中断証明の発行手続きには影響しません。

車両所有者に返還では中断証明書の発行不可のケース有り

質問者さんは違う車で任意保険を新たに契約したので
元々の車を手放せば、中断証明書の発行はできます。

車を手放すというのは大きく分けて次の3つです。

  • 廃車業者やディーラーなどに引き渡す
  • 同居親族や車検証上の所有者以外の他人に譲る
  • リース会社への返還

質問者さんのケースでは
元の所有者に車を返すことになるので
車の手放に当たらず、現状では
中断証明書を発行できません。

保険会社の契約内容によっては
車検証上の所有者と契約上の実質の所有者が
異なるケースもありますが

中断証明書の発行の際には
車検証上の所有者に返すとなると
中断証明書の発行条件を満たしません。

厳密には損保各社で中断証明書の
発行基準は異なるので問い合わせてください。

返す車で一旦名義変更して中断証明書の発行をする

質問者さんのケースで、中断証明書を
現時点では発行できないのでしたら

名義変更のお金は掛かってしまいますが

  1. 車検証上の所有者を自分に名義変更
  2. 元々の車を別居の親に返還
  3. 元々の車の保険契約を解約+中断発行

という形で中断証明書を発行でき
等級を残せます。

中断発行せず名義変更もなければ所有者デメリット発生

もしも中断証明書を発行せずに
単純に解約のみすれば

等級が消えてしまうだけでなく
解約日から13ヶ月間は、元々の車の
契約があった加入歴が残ります。

質問者さん自身だけでなく
別居の親御さんが、返してもらった車で
保険契約をする際にも

質問者さんの事故歴を引き継がなければ
ならなくなります。

ノンフリート等級:15等級
事故有係数適用期間:2年

という状態で単純に解約し

別居の親御さんが新規契約すると
本当ならば

ノンフリート等級:6等級
事故有係数適用期間:0年

もしくはセカンドカー割引適用で
ノンフリート等級:7等級
事故有係数適用期間:0年
となるところ

所有者デメリット引継となるため
ノンフリート等級:6等級
事故有係数適用期間:2年
という契約しかできなくなります。

5等級以下だったときは
別居親族間では等級継承できないことを
悪用したデメリット等級逃れを防ぐため

質問者さんの等級も引継いでの
新規申込となり親御さんの保険料も
大幅に上がってしまいます。

質問者さんにとっても
元の所有者の別居の親御さんにも
不利な取扱になりますので

可能であれば、返す車の名義変更を
一旦はしたほうがよいです。

中断証明書は納車1年以内の車に使える

中断証明書をしてもらえさえすれば
たとえ新規契約をして
新たに任意保険が掛かっていても

納車1年以内の車であれば
後付での中断証明書の適用可能です。

新規で申し込んだ保険が6等級で
中断証明書が15等級ならば
15等級に等級訂正をしてもらい
差額の保険料を返金してもらえます。

自動車保険の切替でディーラーの確認ミスは意外と多い

今回の事例では
新規契約の手続きを進めた車の販売店の
確認ミスが主な要因と考えられます。

本当ならば

  • 直前13ヶ月以内に、本人または同居親族に
    途中解約や満期漏れの契約がないか
  • 中断証明書を持っていないのか
  • 他に任意保険を掛けている車がないか

この3つは確認しないと
等級の訂正や保険料の過剰請求に繋がり
重大な問題になります。

管理人自身も損保で働いていたときは
この新規契約では、確認ミスがないか
ヒヤヒヤするくらいでした。

特に車の販売店は
車の販売に関してはプロですが
車の保険自体はプロではありません。

販売店に勧められるがままに契約すると
最終的には契約者の責任として
片付けられる可能性もあります。

販売店さんが勧めるのは
下世話な話ですが、
保険の販売手数料目当ての面があります。

単純な保険料ではネット損保が一番ですが
補償内容やロードサービス、事故対応など
総合的に見ると車の販売店が勧める
保険会社が決して悪いとは限りません。

それでも保険に関してわからないことは
保険会社に直接問い合わせるのがベスト

販売店さんは代理店の一種ですので
最終的に保険の引受元となる保険会社は

大手なら三井住友海上や損保ジャパン
東京海上日動などになります。

また、比較的安い損保として
ダイレクト型(ネット損保)を勧める
こともありますので

引受元保険会社がどこになるのかを
販売店さんに聞いて

等級をきちんと引き継げるか
確認したほうがいいです。

中断証明書はネット損保でも申込可能

今回のような特殊な事例では難しいのですが
単純な中断証明書を使った保険の契約では

最近ではインターネット経由での申込できる
保険会社も増えてきました。

ネット申込対応ならば
インターネット割引や月払できるなど
メリットがあります。

国内特則で発行された中断証明書のみ
という制限がありますが

車検切れ、一時抹消、廃車、譲渡、リース会社に返還
といった大半の中断証明書の内容が該当します。

一括見積で大まかな保険料を見積もりして
そのうえで中断証明書を使った申込を
行うといいでしょう。

まずは元と似た条件で契約できる損保を
探してみるところから始めるといいです。

一括見積を活用する際の
管理人おすすめの方法は

  1. 任意保険の一括見積サービスを利用
  2. 候補の保険会社を2~3社ピックアップ
  3. 当サイトの各社補償内容の解説記事であなたに合うか再確認

こうすることで、保険料だけでなく
あなたにあった保険会社を選べますよ。

その結果が今の保険会社で良さそうなら
そのまま継続しても良いと思いますし

見積結果によっては他の保険会社に
切り替えたほうが良い場合も出てきます。
任意保険の一括見積について詳しくはこちら▶▶

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