自動車保険の使用目的は学校施設に通うと通勤通学扱い

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自動車保険の使用目的は学校施設に通うと通勤通学扱い 使用目的

今回のテーマは
自動車保険の使用目的は
通学先が幼稚園か保育園かこども園かで
異なる理由で書いています。

結論から言うと

幼稚園への送迎は通勤通学

保育園への送迎は日常レジャー

こども園は施設の機能によって
通勤通学か日常レジャーどちらにもなります。

幼稚園は学校に含むが保育園は学校に含まない

自動車保険の使用目的で
通勤通学に当たるのは
週5日以上または月15日以上
通勤や通学で使う場合です。

通勤は文字通り自宅から職場までの
行き帰りを指していて
通学は「学校」への行き帰りになります。

つまり、学校に通うなら通学で
学校以外の施設への行き帰りは
スーパーに買い物に行ったり
ドライブに行くのも同じ扱いになります。

学校への行き帰りが通学に当たるなら
学校ってどこまで含めるのという
定義が必要になります。

予備校は含むの?
習い事も学校なの?
大学と大学校は違うの?

って問い合わせというか難癖つける
契約者さんも世の中にはいるので
保険会社も約款に書かないといけません。

幼稚園が通学に含まれて
保育園が通学にならないのは
学校施設かどうかの違いです。

幼稚園は文部科学省が管轄の学校施設
保育園は厚生労働省が管轄の福祉施設

そのため幼稚園への送り迎えで
毎日車を使っているような人は
通勤通学にしなければいけませんし

保育園への送り迎えなら
日常レジャーでOKです。

認定こども園は幼保連携型、幼稚園型、保育園型で異なる

最近では、幼稚園と保育園を合体させた
こども園というのもあります。

こども園は幼稚園の機能も
保育園の機能も両方を持っているので
保険会社によっても判断がわかれます。

実際、損保各社の約款を見ても
使用目的の通勤通学には
幼稚園と保育園は書かれていても
こども園は書かれていません。

幼稚園としての機能が強いと学校

実際の判断としては、あなたが契約している
損保に確認をしてほしいのですが
通っているこども園で幼稚園の機能が
強ければ通勤通学になります。

反対に、保育園の機能が強ければ
日常レジャーで構いません。

幼稚園の機能と保育園の機能について
詳しいことは損保各社の判断になりますが

大雑把にいえば
教育に重点を置く→幼稚園
福祉生活に重点を置く→保育園
となります。

そのため幼稚園として利用するのか
保育園として利用するかで変わります。

自動車保険の事故リスクからすれば意味のない区分け

自動車保険の使用目的は本来なら

通勤通学で毎日のように車を使えば
あまり車に乗らない人よりも
事故に遭う確率が高くなるから

そのぶん保険料を多く負担してもらう
という仕組みです。

はっきり言えば
保育園への送迎で毎日使う人の事故リスクと
幼稚園への送迎で毎日使う人の事故リスクが
大きく異なるとは考えにくいですよね。

幼稚園は9時~14時頃と
保育園は9時~18時頃と
預かり時間が異なりますが

14時~18時の事故リスクが極端に
高くなるわけではありません。

むしろ夕暮れ時に事故はおきやすい
というデータもあるほどです。

結局のところ、通学の条件を
学校施設に通うことと決めているので
意味のない保険料負担の差が生じています。

使用目的は進学時に一度は見直ししたほうがいい

なお、通勤通学は損保各社で取扱いが異なり
自分で運転するときだけ通勤通学とする損保もあれば
家族による送迎も通勤通学に含める損保もあります。

通勤・通学とは「業務使用」に該当せず、
ご契約の自動車を定期的かつ継続して
運転者ご本人自らの通勤通学
(最寄り駅などへの送迎を含みません。)
に使用する場合となりますので、
幼稚園への送迎は「通勤・通学使用」にあたりません。

損保ジャパン日本興亜 個人用自動車保険『THE クルマの保険』

通勤・通学とは、
ご契約のお車を年間を通じて
月15日以上、運転者ご本人自らの通勤・通学
(最寄り駅などへの送迎を含まない)に使用する場合となります。
よって、幼稚園への送迎は「通勤・通学使用」に該当しません。

三井住友海上GKクルマの保険、GKクルマの保険・家庭用

 

SBI損保では、
週に5日以上の送迎であれば
「通勤・通学使用」に該当します。

幼稚園も「学校」としているため、
幼稚園へ送り迎えする場合は
「通勤・通学使用」となります
(保育園の場合は「日常・レジャー使用」)。

SBI損保

年間を通じて週5日以上または月15日以上
通勤・通学に使用する。
通勤・通学には自宅より最寄駅まで使用する場合や、
家族等を送迎する場合も含みます。

三井ダイレクト

代理店型の大手損保では送迎を含まず
ダイレクト型の損保では送迎も含める
傾向にあるようです。

同じグループ会社でも
三井住友海上は送迎は通勤通学に含めないのに
三井ダイレクトでは通勤通学に含めるなど
グループ会社でも判断が異なるので

保険会社を切替える際には
今までが日常レジャーだったし
グループ会社だから問題ないだろうと
思っていると、事故にあったときに
保険が効かないなんてことになりかねません。

使用目的は正しく設定されているのか
損保を切替時には見直したほうがいいですね。

とはいえ、自動車保険は
代理店・ネット型を合わせれば
20社以上あります。

送迎を使用目的に含める損保
送迎は使用目的に含めない損保で
保険料は変わりますが

補償内容やロードサービスなど
総合的に見て自分にあった保険会社を
選ぶのは難しいのも事実。

そこで、おすすめの方法は

  1. 任意保険の一括見積サービスを利用
  2. 候補の保険会社を2~3社ピックアップ
  3. 当サイトの各社補償内容の解説記事であなたに合うか再確認

こうすることで、保険料だけでなく
あなたにあった保険会社を選べますよ。

その結果が今の保険会社で良さそうなら
そのまま継続しても良いと思いますし

見積結果によっては他の保険会社に
切り替えたほうが良い場合も出てきます。
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