セコム損保の特徴と契約に向いている人

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セコム損保の特徴と契約に向いている人 損保各社の特徴

セコム損保というと
「警備会社が自動車保険を扱っているの?」
「大丈夫なの?」
と思うかもしれないですね。

 

自動車保険会社としてはマイナーな損保ですが
元々は1950年から始まり、1998年に
セコムグループに加わった老舗損保です。

他の損保にも提供している
現場急行サービスや盗難対策

さらにセコム損保ならではの
サービスも展開しています。

今回はセコム損保の特徴や
契約するならこんな人におすすめという点を
記事にまとめました。

1ナンバーでも最大積載量0.5トン以下ならネット契約可能

他の損保に切り替えるか考えるなら
真っ先に確認してほしいのが
「候補の損保で引受けてもらえるか?」です。

セコム損保では自家用5車種つまり
・白の3ナンバー
・白または黄の4,5,7ナンバー

それに加えて
最大積載量0.5トン以下の1ナンバー
引き受けてもらえ、ネット契約も可能です。

そのため、インターネット割引や
証券不発行割引も受けられます。

ただし最大積載量0.5トン超の1ナンバー車は
引き受けてもらえません。

電話契約なら口座振替による月払可能

損保を探している人の中には
「高い保険料を一括で支払うのは大変だから
月払いにしたい」
という人も意外と多いです。

だけど、保険料の安いダイレクト型では
月払はクレジットのみという損保も多いですね。

セコム損保では、電話での契約なら
口座振替での月払も可能です。

ネット契約ではないので
インターネット割引は受けられませんが
他の代理店型損保よりは保険料を抑えつつ
カードを持っていない人でも月払にできるので

新規6等級や7等級の人
20歳以下も補償して欲しい人
にはおすすめです。

35歳以上かつ70歳未満補償という設定ができる

セコム損保の契約方法で独特なのが

記名被保険者が68歳以下
同居親族の運転者が35歳以上70歳未満なら

70歳以上の運転者を補償対象外とする
高齢運転者対象外特約を設定できます。

多くの損保で公開はしていないものの
記名被保険者の年齢5歳刻みで
保険料は変わってきます。

警察庁が発表した事故率でも
年齢と事故率は関係があり
保険料もそれに応じた設定となっています。

一般的な損保では年齢を問われるのは
記名被保険者のみなので
同居親族が35歳以上なら

35歳の運転者も90歳超の運転者がいても
同じ保険料になってしまいます。

セコム損保では同居親族に
高齢運転者がいなければ
事故率は低くなると考えて

同居親族に70歳以上の人がいなければ
保険料を抑える特約を用意しています。

セコム独自の現場急行サービス

ダイレクト型自動車保険では
事故現場に保険会社の人間は向かいません。

被保険者が自分で警察・救急に連絡して
必要な措置を取り、その後に保険会社に
連絡を入れて事故対応やロードサービスの
提供をしてもらうのが一般的な流れです。

そうは言っても
事故に遭って気が動転しているときに
落ち着いて1つ1つ対応できる人は
意外と少ないもの。

まして示談交渉時の過失割合を決める
現場の写真や被害状況を素人撮影では
不利な過失割合にされたり
損害の程度を低く見積もれる元です。

  • 本人や同乗者のケガの有無を確認
  • 追突、出合頭、信号無視等の事故状況を確認
  • 目撃者の有無と、目撃者の氏名・連絡先を確認
  • 相手方と同乗者のケガの有無
  • 相手方の氏名・連絡先を確認
  • 事故現場、事故車両の写真を撮影

以上のことを、セコム損保の現場急行サービスで
行ってもらえます。

慣れない人が行うより
確認漏れや写真の取り忘れは
少なくなるので安心ですね。

沖縄ナンバー以外でも使用保管が沖縄なら沖縄料率になる

セコム損保では車を沖縄県で使うのであれば
名義変更前で沖縄ナンバーになっていなくても
沖縄料率が適用されます。

他の地域に比べて任意保険の普及率が低かった
沖縄では保険料が少し安くなります。

逆に沖縄ナンバーのままで
沖縄以外で契約をしても沖縄料率にはなりません。

沖縄県に住んでいる方で
保険料の安い自動車保険を探しているのでしたら
セコム損保で契約してもいいでしょう。

5等級以下はネット申込できません

他の損保と比べると
ちょっと厳しいなと感じたのが
他社からの切り替え時の等級

セコム損保では
現在の契約が5等級以下の人は
インターネット申込できません。

引受制限は損保各社の判断ですが
その中でもセコム損保は厳しめです。

セコム損保の基本的な補償内容

次に基本的な補償内容を見ていきます

相手に対する賠償保険

対人対物無制限
対物超過修理費用特約は上限50万円
と他の損保ともほぼ同じ補償内容です。

自分や同乗者の怪我の補償

搭乗者傷害保険は部位症状別払い

セコム損保では、搭乗者傷害保険は
5日未満は一律1万円の支払い
5日以上の入通院では10万円の一時金払いですが

5日以上かつ怪我をした部位症状によっては
30万円、50万円、100万円の部位症状別払い
となります。

人身傷害保険は搭乗中のみ補償が基本補償

セコム損保の契約で気をつけたいのは
他の保険会社と違って人身傷害保険が
搭乗中のみ補償が標準的な契約になっています。

歩行中や他人の車に乗っている時にも
人身傷害保険で補償されますが
他の損保と同じと思って契約すると
歩いているときや他人の車に乗っている時に
今までついていた補償がなくなります。

他の保険会社で
歩行中や他人の車に搭乗中も
補償できるタイプでしたら
セコム損保に切り替える際は
補償範囲に注意してください。

セコム損保の車両保険

盗難対策に強い車両保険設定

保険会社に比べるとセコム損保は
車両保険の盗難対策に力を入れています

盗難にあった場合に
車に積んでいる車両位置追跡装置による位置検索や
現場急行費用を1事故につき5万円上限に保証されます。

他の保険会社に入っている人も
セコムの盗難対策サービスを利用できますが
一回1万円の費用が発生します。

また盗難にあった車を引き取る際の費用や
クリーニングの費用も一回3万円を上限に保証されます。

車両無過失事故に関する特約は自動セット

停止中に追突された
センターラインを飛び越えて突っ込んできた
といった被害側に過失がない事故なら
車両保険を使っても等級は下がりません。

相手が完全に悪い事故でも
任意保険に入っていない
お金がないなどで

修理費を払ってくれないことは
往々にしてあります。

保険を使って直せば
翌年からの保険料UPになりますし
本当は相手が支払うべき修理費・・・

そんな苦い経験をしたことがある
という人には無過失特約の設定があり
自動セットなので安心ですよ。

なお、無過失事故で車両保険を使った翌年に
他社に切り替える場合には

切り替え後の損保に
無過失事故特約がないことも多く
3等級または1等級ダウン事故として
扱われます。

車両免責金額は1回目と2回目以降の設定はなし

セコム損保の車両免責金額は
他の損保の免責金額のような
1回目0円ー2回目以降10万円という
設定はありません。

契約期間中の免責金額は変わらないため
免責金額0円にすれば
1年以内に2回以上車両保険を使っても
自己負担しなくて済みます。

車両超過修理費用特約で全損時も50万円上限に修理費用上乗せ

車両保険金額を上回る修理となると
経済的全損という扱いになります。

車同士の事故では
相手が修理してでも今の車を乗りたい
という場合には

対物超過修理費用特約で上限50万円を
支払えるようになっています。

セコム損保では、自分の車に対しても
同様の特約を用意していて

全損扱いとなっても
事故発生日から6ヶ月以内に修理するなら
上限50万円を上乗せして車両保険金を
支払ってもらえます。

ただし、全損時にはもともと
車両全損時臨時費用特約もあり

保険金額の10%または上限20万円を
支払ってもらえますし

修理せず全損扱いにすれば
免責金額は掛かりません。

修理費がすぐに保険金額を
上回りそうな初度登録の古い車
免責金額を大きく設定している場合

車両超過修理費用特約よりも
車両全損時臨時費用特約で
諸費用を上乗せして買い直す費用に
回したほうがいいでしょう。

事故付随費用特約

セコム損保のロードサービスには
宿泊費、帰宅費、搬送引取費用は
含まれていません。

そのため、車両トラブル時では
自腹になりますが、事故の際に
車両保険の事故付随費用特約を
セットしておくことで

  • 宿泊費:1名1泊1万円
  • 帰宅費:1名2万円
  • 搬送引取費:5万円

上記の臨時費用が補償されます。

搬送引取費用が他社では
10万円上限なのに対して
セコム損保は5万円と半額です。

遠方での事故で修理工場も
現場近くになってしまうと
修理後の引取費用も
掛かってしまうかもしれません。

セコム損保のその他の特約の内容

弁護士費用特約は自動車事故のみ対象

訴訟費用や弁護士費用を上限300万円
法律相談で上限10万円を限度に
補償されます。

ただし、自動車事故に限られるため
相手が歩行者や自転車等では補償されません。

代車費用特約

セコム損保では
提携修理工場によくある
代車提供サービスがないため

通勤で毎日使っているような方は
修理期間中はレンタカー代は
自分もちになってしまいます。

通勤で毎日使っているけど
他社と同じ代車の無料貸出があると
思っていると痛い出費になりますよ。

セコム損保の代車費用特約は
日額5,000円、7,000円、10,000円
の3種類です。

代車費用特約をつけると
日額分とほぼ同じくらいの保険料が
年間で増えるため

通勤で毎日使うような人でも

  • 修理期間中くらいは公共交通機関で
    なんとか通える
  • 家族の車を貸してもらえる
  • 他の補償内容で代車費用特約を付けても
    それ以上にメリットがある

という方ならセットしなくても大丈夫です。

ファミリーバイク特約は自損型と人傷型の2種類

ファミリーバイク特約は
他社と同様の内容となっていて

人傷型では、車と同額の保険金が
自損型では、以下の条件で保険金が
支払われます。

死亡時:1500万円
後遺障害:50~1800万円
入院時:6千円
通院時:4千円

セコム損保のロードサービス

次にセコム損保のロードサービスで
特徴や気になる点をまとめました。

レッカーサービスは100kmまで無料

レッカーサービスは他社と比べても
牽引距離は長めの100km

さらにJAF会員なら15kmはJAFの
無料サービスを受けられるので
合計115km無料で牽引してもらえます。

100kmあれば
よっぽど遠出しなければ
問題ないでしょう。

ただし被保険者が指定しない場合の
無料牽引サービスがありません。

修理上がりの搬送引取費用サービスも
なく、被保険者負担となっています。

車両保険の特約も
車両保険を使える事故が対象
という条件付きですので

遠方での事故や車両トラブルで
修理工場に入庫する際は
できるだけ自宅近くかつ
信頼できる工場に入庫するよう
伝えたほうがいいですね。

バッテリーあがりは1回目から実費負担になります

バッテリーあがり時の
ジャンピングサービスは
他社では年1回無料となることが多いですが

セコム損保では1回目から
実費負担となります。

落輪はタイヤ1本、落差1メートル以内が無料範囲

落輪時の無料サービスも
ちょっと薄め。

タイヤ1本のみなので
離合時に片側2本を
側溝に落としてしまった・・・

といった場合には
有料になります。

ガス欠時は高速上でも年1回無料お届けサービスあり

ガス欠してしまって
車が動かない・・・

という際は、年1回はガソリン10リットルを
無料で運んできてくれます。

ガソリン代は実費負担となるものの
一般道だけでなく高速道路でも
対応してもらえます。

高速道路料金は別途請求される損保も
ありますが、セコム損保では年1回なら
無料となります。

簡易作業は30分まで無料だが部品代は実費負担発生

その他の簡易作業も30分程度なら
無料で行ってくれますが
各種部品代は実費負担となります。

まとめ セコム損保の特徴と契約おすすめの人

以上、セコム損保の特徴と
契約におすすめな人の記事でした。

セコム損保の補償やサービス内容を見ていくと
以下のような人は契約に向いています。

35歳未満および70歳以上の同居親族がいない

盗難に遭いやすい車種に乗っている

遠出をしないのでロードサービスの利用機会は低い

万が一の事故の際に現場に急行してくれると安心

特に現場急行サービスは慣れない事故で
その後の示談交渉に大きく影響する
事故の状況を「事故に慣れている人」が
記録に残してくれるのは心強いです。

さらに高齢運転者がいない家庭なら
同じ補償内容でも他社より保険料を
抑えられる可能性があります。

とはいえダイレクト型だけでも10社以上ある中から
自分にピッタリの保険会社を選ぶのも難しいのも事実。

おすすめの方法は

  1. 任意保険の一括見積サービスを利用
  2. 候補の保険会社を2~3社ピックアップ
  3. 当サイトの各社補償内容の解説記事であなたに合うか再確認

こうすることで、保険料だけでなく
あなたにあった保険会社を選べますよ。

その結果が今の保険会社で良さそうなら
そのまま継続しても良いと思いますし

見積結果によっては他の保険会社に
切り替えたほうが良い場合も出てきます。
任意保険の一括見積について詳しくはこちら▶▶

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