初年度登録の古い車は車両保険を外す事がおすすめです

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車両保険

自動車保険で、保険料が大きく変わるのが
車両保険です。

  1. 対人賠償
  2. 対物賠償
  3. 傷害保険
  4. 車両保険(一般タイプか限定タイプ)

車両保険の一般タイプをセットすると
上3つの保険料の約2~3倍になります。

運転者の年齢条件が
全年齢の場合には、

車両保険を
付けただけで年間50万円近い
保険料になることもあります。

そうまでして本当に車両保険を
付ける意味はあるのでしょうか?

車両保険を付けたほうがいいか
車両保険を付けないほうがいいのか
解説していきます。

保険の本質は自分で背負えないリスクに備えること

ライフネット生命の社長さんなど
保険業界の中の人ですら語ることですが

保険の本当の役割は以下の通りです。

発生する確率は低いけれど、起きた時に
大きなダメージを被る事態に備えるため
大勢で少しずつお金を出し合う仕組み

引用:「がん保険」はいるのかいらないのか。選択する目をもつために――岩瀬大輔社長インタビュー

管理人は任意保険に加入するなら
対物賠償も無制限に設定したほうがよい
と常々考えています。

個人的なことですが、実家の知り合いで
遮断器のない踏切を無理に渡ろうとして
乗っていた車が大破

本人は今も後遺症が残るだけでなく
鉄道会社からの高額賠償を危うく
負いそうになった一家を見ているからです。

事故で障害を負ってしまうことはもちろん
身近な道具で数千万円の損害賠償が
生じてしまうあたり、自動車事故は
自分や家族に与えるダメージが大きいです。

また人身事故でも1億円を超える
高額賠償を課せられる事例もあります。

亡くなってしまった相手が
高額所得者だったなんてこともあります。

事故の相手を選ぶことは
意図的でもなければ選べません。

もちろん、そんな大事故が起きる可能性は
安全運転を心がけていれば、少ないでしょう。

鉄道車両を1編成賠償できるくらいの
現預金がある人は、対物賠償は
1000万円ほどでも良いかもしれません。

自分で抱えきれないダメージは
保険でカバーしてもらう。

そう考えると、対物賠償は無制限に
しておいたほうがいいいですよ。

今の車をもう1回買い直せないなら車両保険を付ける

そう考えると、保険料の見直しで
手を付けるなら車両保険です。

車両保険を付ける目安の1つは
今乗っている車を、自分の現預金で
中古市場ですぐに買えるかです。

新車でないと買い直したくないなら、
新車価格で今すぐ、もう1台を
買い直せるかです。

買い直せるのでしたら、車両保険は
付けなくてもいいです。

保険というのは、別の見方すれば
オプション取引という金融商品です。

保険会社の立場みれば

契約者が、200万円の車に
年間5万円を掛けて車両保険を
掛けるということは

乱暴な言い方になりますが

最大で200万円失うリスクを取って
保険料という形で、期限1年の
オプション取引をする。

5万円は先払いしてもらって
1年間無事故だったら総取り
というマネーゲームなんです。

元本保証でないとはいえ
年利2.5%の利益を産む投資は
なかなか見かけませんよね。

初度登録の古い車には車両保険はもったいない

新車で200万円で購入した車も
初度登録つまり年式が古くなれば

毎年の保険の更新時には
車両保険の上限が抑えられます。

詳しくは下の記事で書きましたが
[kanren postid=”397″] 年式が古くなれば
部品の摩耗や劣化などで
車の価値は下がるため

200万円の車が
1年後は180万円
2年後は165万円
3年後は・・・

と車両保険で設定できる金額も
徐々に減ってきます。

10年以上経っていれば
ダイレクト型の自動車保険では
一律10万円とか30万円など

かなり低い金額でしか
車両保険をつけることはできません。

年式の進んだ車を保有しているなら
車両保険を見直す際に

30万円しか保険を付けられないのに
車両保険を加えれば年3万円追加になる
それなら削ろう

生活の足だし、30万円すぐに用意するのは
厳しいから保険でカバーしてもらおう

と、あくまで管理人の判断方法の
1つですが参考にしてみてはどうでしょうか。

新価特約を付けられる間だけ車両保険を付ける

保険会社によっては、新価特約といって
車両保険の上限金額を
購入時と同じ金額で

3年間とか5年間設定してくれる特約を
用意している損保もあります。

新車を買ったら保険会社を切り替えたほうがお得なの?
この記事でも書きましたが

新車価格の50%を超える修理になれば
全損扱いにしてくれる特約です。
[kanren postid=”420″] 300万円で購入した車が
1年後には車両保険で250万円までしか
セットできないとしたら

万が一、事故で全損になっても
250万円までしか保険で補償されません。

新価特約を付けられる間だけは
車両保険をつけておいて、その後は
車両保険を外すとか

限定タイプにして保険料を抑える
といった方法で節約するのもアリです。

車両保険の有無で差額を調べて考えよう

車両保険を付けると
次の更新で、いくらまで補償してもらえて
その場合には、いくら保険料追加なのか

実際に保険会社のHPで調べて見て下さい。

ここでは三井ダイレクトの公式HPで
見積もりをしてみました。

車両保険あり90万円保険料42,190円
車両保険なし-保険料23,670円
差額-18,520円
利率-18,520/90
=2.06%
補償条件は以下の通りです。

  • ノンフリート17等級
  • 事故有係数適用期間0年
  • 年齢:42歳
  • 免許:ゴールド
  • 車種:アクア(NHP10)
  • 初度:平成24年5月
  • 陸運支局:千葉
  • 年間走行距離:5千km
  • 運転年齢:35歳以上
  • 運転限定:本人・配偶者

年2%ちょっととはいえ
90万円を現預金で持っていれば
不要な出費ということです。

税金などの諸経費含めても
100~120万円ほどの
預金があるなら削っても良いですし

そんな金額一度に払うのは
耐えられないということでしたら
車両保険を付けておくと良いですね。

保険会社によって車両保険で補償できる上限が違う

なお、車両保険は
保険会社毎に、設定できる金額は
異なります。

初年度登録で判断されますが
先程のアクアの例では105万円まで
セット可能でした。

保険会社によっては、この上限額が
90万円だったり、130万円だったりと
損保各社で異なります。

補償してもらえる金額が異なれば
保険料率も変わります。

少しでも、高い補償金額を設定して欲しい
同じ補償金額でも保険料は少ない方がいい
といった場合には、一括見積サイトで
纏めて検索すればすぐに調べられますよ。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
を利用するのがおすすめです。

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見積結果は会社ごとに寄りますが

  • すぐに画面上で結果が出る会社
  • メールでお知らせしてくれる会社
  • ハガキでお知らせしてくれる会社
  • 見積もり金額以外にも詳しい情報を封筒に入れて郵送してくれる会社

と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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見積を取ってみて、今の保険会社で継続契約するか
他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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