車を手に入れる方法は様々あり
私が過去にお問い合わせを受けた中でも
- 自動車販売店で購入した
- 同居の親からもらった
- 別居の親からもらった
- オークションで購入した
- メルカリなどフリマアプリで購入した
- 法人から購入
など、色々な方法で入手されています。
スマホのフリマアプリで車を買うなんて
ちょっと前なら考えられなかったですよね。
今契約している車との車両入替では特に問題ありません。
しかし、新規加入では、補償開始日が7日後になったり、
ネット割引の対象外になるので注意してください。
名義が残っていても新規加入や車両入替は可能です
新車はもちろん中古の自動車販売店で購入した場合には
納車されるまでに、車検証の車両所有者の名義変更が行われ
車検証を受け取る時点では所有者は自分名義になっています。
ローンで購入した場合でも
所有者欄に販売店やローン会社の名前が載り
使用者欄にあなたの名前が記載されます。
ですが、車を個人間で譲ったり売買すると
名義変更が済んでいないこともあります。
県外に住んでいる親や兄弟姉妹から譲り受けた車や
オークションで購入した車が良い例で
車両入替をしたり新規加入する際には、
「名義は前の人のなんですが、入れますか?」
という質問は多いです。
個人間での売買や譲渡の場合は
名義が書き変わっていない
ということも少なくありませんが
自動車保険に加入することはできます。
車検証上と実態上の所有者が誰か確認される
自動車保険の加入時や車両入替の際、保険会社は
車検証に記載されている車両所有者をチェックします。
そこで、申し込んだ人と所有者が異なればその間柄を確認します。
基本的には同居の親族ならOKです。
他人や別居親族の場合には
今あなたが契約している車両との入替なら
特別気をつけることはありませんが
名義変更せずに新規で保険に入る際には
前の所有者の契約状況で、保険料負担が変わります。
名義変更前に新規契約をするなら前の所有者の事故歴に注意!
前の所有者本人かその同居親族に13ヶ月間の加入歴があり
5等級以下のデメリット等級や事故有係数適用期間があるなら
必ず前の所有者に
- 譲ってもらう車は車両入替で押出したのか?
- 中断証明書を発行しているか?
この2つは聞いて下さい。
- 前の所有者が5等級以下または事故有係数適用期間有
- 前の所有者は単純に保険契約を解約しただけ
- 譲ってもらう車の名義を変更していない
上記3条件を満たしてしまうと
あなたが前の所有者のデメリット等級や事故有係数適用期間を
引き継ぐハメになり保険料が大幅に上がってしまいます。
譲り受ける車が車両入替で押し出された車や
前の所有者が中断証明書を発行してもらっていれば
前の所有者の等級や事故有係数適用期間は
あなたの契約には影響しません。
詳細は、別居後の記名被保険者の記事で解説しています。
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別居親族や他人から譲渡や購入時は実質の所有者を確認
- 友人から安く引き取った
- 別居の親から譲ってもらった
- オークションで他人から購入した
こうした方法で車を取得し、車検証上の
名義が書き変わっていないと
本来、車両入替はできません。
車両入替の入替基準は
車両所有者=記名被保険者本人または同居親族
という条件があるからです。
車の取得方法が正規ディーラーや中古自動車販売店からに
限られていた時代なら、それで問題なかったのですが
オークションやフリマなど、車の入手方法が
時代とともに変わってきて都合が悪くなってきました。
また、保険料の安いダイレクト型損保で個人契約をしつつ
法人名義で車を購入して税金だけ会社負担にする人もいます。
そのような人達の救済措置として、
契約する車の所有者が車検証上では異なっていても、
実態の所有者が誰かを確認して問題なければ
車両入替を認めてもらえます。
保険会社から書類が送られてきて、
名義が変わっていない理由を記入して返送する
というものが一般的です。
ネット上での手続きは出来ませんが
損保に電話をすれば手続き可能です。
ざっくり言えば、
「車検証上の所有者はAさんですが、
実際に運転したり、鍵の管理したり駐車場の契約や税金を納めるのは
私(あるいは私の同居親族)Bです。」
という書面になります。
ダイレクト型損保での新規契約は補償開始日やネット割引に注意
他人名義のままなら車検証の登録年月日が
1ヶ月以上経っていると思います。
他人名義のままで申込すること自体は
問題ありませんが、ダイレクト型損保では
- ネット申込では最短7日後補償
- 電話申込なら翌日補償可だがネット割引対象外
となります。
顔の見えない相手と契約をする以上、
納車後1ヶ月以上の車はリスク回避のため
申込をしてから補償を受けられるのが
1週間後になってきます。
なんで1週間なの?って思って調べてみると
噂レベルでしかありませんが
加入直前にできたキズを
加入後に出来たキズと
虚偽申告されるのを防ぐため。
車に出来た傷は
1週間も放置すれば錆が発生します。
残念ながら、加入直前の事故を
加入後の事故と偽る人もいます。
名義変更していなければ、
車を別居の親戚などに、一時的に貸して
保険契約をしてもらい
車両保険で修理費用を受け取ってから
解約してもらうという悪知恵を働かせ
ようとする人もいるためです。
通勤ですぐにでも使うから
保険はすぐに入りたいけれど
ネット割引が受けられないのはイヤ
という方は、申込前までに
名義変更をしておくことがベストです。
名義変更をするため、検査場との往復は
コンビニで加入できる1日保険で補償できます。
名義変更後、すぐに任意保険に申し込めば
最短で翌日から任意保険で補償可能になります。
新規の場合は、保険料によって変わりますが
最大で10000円前後のネット割引を
受けられないのは痛いですよね。
もっとも、ダイレクト型であれば
割引が受けられなかったとしても、
代理店型よりは保険料が安くなることが多いので
他人名義の車を購入する際の参考にしてください。
今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?
同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。
同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの
今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。
保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。
継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
- 車の型式
- 初年度登録
- 陸運支局
これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。
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他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。