車両保険を使ってでも修理する?買い替える?

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車両保険

事故で車が壊れてしまったら
修理してでも乗り続けるか
廃車にして新しく買い替えるかは

愛車の時価額と修理代、車両保険を
掛けていたかによって状況が異なり
悩んでいる人も多いです。

私が住んでいる地域は、電車やバスは
あまり通っていなく、車がないと
生活に影響が出るところ。

車にこだわりはありませんが
生活の足が急に無くなると、
困ってしまいます。

古い車の場合には、中古価格も低く
修理が高くついてしまうことも。。。

そこで、修理するか、買替にするか
それぞれのケースで、少しでも
自分の負担を減らす方法をお伝えします。

車を修理してでも乗り続けたいとき

まずは、修理をしてでも今の車に
乗りたい場合、示談交渉では

  • 時価額を上乗せできるか
  • 対物差額修理費用特約があるか

を交渉していく必要があります。

時価額を保険会社の提示額より多くできるか交渉する

相手のいる事故では、
あなたの車の修理代は、相手の過失割合分だけ
相手の対物賠償保険で支払われます。

過失割合が3:7で相手のほうが悪い場合

仮に100万円の修理が必要ならば
相手の対物賠償保険で70万円
支払ってもらえるはずです。

ただし、事故時点でのあなたの車の中古相場が
40万円だとすると、40万円×70%の
28万円しか払ってくれません。

差額は、自己負担となってしまいます。

相手のほうがどちらかと言えば悪いのに
こちらが、相手の過失割合分まで持ち出し
というのは納得いかないですよね。

そもそも、事故時点でのあなたの車が
40万円という保険会社の評価は、
最低価格のケースが多いです。

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↑ こちらの記事に詳しく書きましたが
保険会社が提示する時価額は、保険会社にとって
都合のいい基準を元に算出しています。

保険会社も、なるべくなら保険金負担を
減らしたいと思うものですから
時価額の決め方自体は悪いとは思いません。

40万円という時価額に納得いかなければ
カーセンサーなどの中古販売サイトを使って
自分で中古相場を調べ、交渉する余地があります。

粘り強く、交渉したことで
当初40万円と言われたが、50万円までは
認めてくれたとしましょう。

相手の対物賠償保険では
50万円×70%の35万円払ってもらえる
ようになります。

ある程度は譲歩する必要がありますが
諦める必要はありません。

時価額を超えた分の修理費のうち
相手の過失割合分を払ってもらえる
可能性があります。

対物差額修理費用特約を使わせてもらう

あなたの車の修理費が、時価額を
超えてしまうと、全損扱いになります。

50万円で売っているものを
100万円掛けて直すと言うなら
50万円のうち、自分の過失分だけは
払います。残りはあなたが面倒見てね

これが対物賠償の考え方ですが
修理して乗り続けることを条件に
対物差額修理費用特約で、不足している
修理費の一部を受け取れるんです。

ただし、事故相手が対物差額修理費用特約
を付けていた場合に限ります。

また修理をせずに買い替えるのであれば
この差額修理代は受け取れません。

最大50万円までは差額修理代を得られる

対物差額修理費用特約を使って
時価額を超える修理費を請求する場合には
全額認められることはありません。

残念ですが、相手の賠償責任は
時価額に過失割合を考慮した金額です。

今回の例では、時価額を50万円と
評価してもらえたとするので
相手の対物賠償保険で35万円支払われます。

そして、修理費100万円と時価額50万円の
差額50万円のうち、相手の過失割合分
50万円×70%=35万円
が、対物差額修理費用特約で受け取れます。

廃車にして買い替えるとき

修理せずに買い替えにする場合は
全損か分損かで切り分けて考えます。

全損事故になった場合

自動車保険では、全損事故というのは
車が修理不可能なほど物理的に壊れている場合と
修理費が時価額を超えた場合の2つです。

全損事故になると
支払われる保険金は次のようになります。

相手の対物賠償保険で時価額×過失割合分

あなたの車両保険

車両保険全損時臨時費用保険金

修理をしないので相手の対物差額修理費用特約
を受け取ることはできません。

そのかわり、あなたの車両保険からは
車両保険全損時臨時費用保険金を
受け取ることが出来ます。

臨時費用は一般的には契約している
車両保険金の5~10%上乗せ、上限20万円
となります。

車が修理不能となれば、新たに購入する必要が
あります。その際の本体価格以外の費用負担を
軽くするために、臨時保険金が支払われます。

全損事故なら免責金額は不要になる

車両保険を契約した時に
免責金額を設定したと思います。

保険金額を100万円・免責金額を5万円という設定では
修理して乗る際は、修理費30万円なら
30-5=25万円が車両保険として支払われます。

残りの5万円は、契約者が自己負担することになります。

全損事故では、この自己負担分は不要となり
仮に、車両保険金額が100万円であれば
100万円全額支払われます。

さらに、全損時臨時費用保険金として
100万円×10%=10万円を追加で支払ってもらえます。

なお、車が全損になった場合には、事故車両は
保険会社が引き取ります。

全損となっても部品取りや鉄くずの回収などで
いくらか価値が残っていますので、
全損時臨時費用保険金は、通常保険会社が
事故車両を引き取ることが条件になっています。

車両保険を使うと等級ダウンして保険料は上がる

あなた自身に少しでも過失割合があると
相手の車の修理費を対物賠償保険で
支払うため、翌年は3等級下がります。

ですが、信号待ちや駐車中にぶつけられなどして
あなたの過失割合が0のとき

相手の対物賠償保険では、修理費が不足する
こともあります。

車両保険を使えば、不足する修理費を
補うことができますが、翌年以降は
3等級ダウンして保険料が上がります。

別記事で詳しく書きましたが
3等級ダウンすると、元の等級に戻るまでの
4年間、保険料を多く支払うことになります。

目安としては、4年間の保険料割増分は
今支払っている保険料の約2倍となります。

年間で10万円支払っているのであれば
割増分は約20万円です。

分損事故であれば、免責金額を5万とすると
あなたの修理費持ち出しが25万円よりも多く
掛かるのであれば、車両保険を使うとよいです。

走行に影響が出る事故か修理工場でしっかり診てもらうこと

大破全損とまでいかなくとも
事故に遭った車の修理をするのであれば
修理工場でしっかり診てもらうこと。

板金だけで済むと思ったら
実は車軸が歪んでいたために
補強や部品交換が必要だった・・・

なんてこともあります。

走行に影響の出る事故があれば
その分だけ保険で支払ってくれる金額を
引き上げることもできますよ。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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