自動車保険の使用目的変更忘れで保険金は支払われない告知義務違反とは

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自動車保険の使用目的変更忘れで保険金は支払われない告知義務違反とは 事故対応

自損事故を起こし保険会社へ連絡。

担当者より、自分の車の修理見積を
どこの自動車工場でもいいので
とって知らせてほしいとのこと。

契約を確認し、車両保険に入っていたので
130万までの修理なら保険でできる
との返答をいただく。

ネット自動車保険で、
補償がよくわからなかったため

3回ほど今回の事故の修理が対象か確認し、
対象ですと返答される。録音済み

ディーラーに修理見積し、
フレームのゆがみもあり
50万円の見積が出てくる。

保険会社へその旨連絡すると担当者より、
「再度確認したら、現在レジャー
年間走行5000キロまでの保険ですが、
今回通勤での事故ですよね。

走行距離も当初より、15000キロも多く
補償対象になりません。」
との返答がある。

実は、妻の就労前は車を使っておらず
就労後もレジャー用から通勤用に
変えていなかった。

こちらとしては再三補償内容の確認をして
対象と言われていたので
使えないことに納得がいきません。

教えてほしいのは、
①法的に一切保険は使えないのか?
②保険会社の説明不足もあるので一部使えるのか?
③レジャー用から通勤用に
変えてなかったこちらの確認不足もあるが、
保険金の差額を払えば使用可能なのか?

教えていただければと思います。

Yahoo知恵袋より引用

使用目的の連絡忘れは保険金支払対象外と約款に記載

自動車保険の使用目的を日常レジャー使用から
通勤通学使用への変更忘れをしたために
保険金が支払われないという事例ですね。

使用目的は告知事項となっていて
約款に書かれています。

告知事項は契約者から保険会社に
連絡することが義務付けられていて

連絡をしなかった場合には
告知義務違反となり保険金支払いの
対象外になってしまいます。

任意保険に入っていても
事故発生時点での状況と補償条件が
異なっていると保険金支払いの
対象外になることがあります。

自動車保険は契約すれば
何でもかんでも保険金を支払ってくれる
わけではありません。

今回のケースでは、使用目的が
契約時点と異なっていたにも関わらず
連絡しなかったことが原因です。

保険会社は説明不足であっても支払いはしない

保険会社の説明不足であったとしても
契約内容と実態が異なるなら
保険金の支払いには応じません。

契約者からすれば
話が違うじゃないかと憤るのも
わかりますが

日常レジャー使用で年間5千km以下
という保険金支払の前提条件で
補償しているのに

事故発生時点では、通勤で使っていて
走行距離も15000kmを超えているとなると
事故に遭う確率は高くなっていた
と考えられます。

保険料に見合ったリスクではなかった
となり保険会社も保険金支払いには
応じてくれません。

相手がいる場合は保険金支払いに応じてくれる可能性はある

今回の事故事例では、自損事故だったことも
保険金支払い拒否の要因の1つです。

自動車保険は、被害者救済の役目もあるので
相手がいる事故なら保険金を支払ってくれる
可能性があります。

ただし、対人賠償、対物賠償のみの支払いとなり、

自分や同乗者の怪我や自分の車の修理費は
支払い対象外となる可能性が高いです。

保険始期日時点の使用目的が実態と同じかがポイント

保険始期日時点では
日常レジャーで問題なかったとしても

転勤や就職、新たに運転する家族が増えた
といったことで契約後に補償条件が
変わることはあります。

保険会社も一律で断ることまではしません。

保険始期日時点での
使用目的が実態にあっていたら

事故発生日からさかのぼって
差額の保険料を支払うことで
保険金を支払ってくれることもあります。

ただし保険始期日時点で
本来なら通勤で使っていたにも関わらず
日常レジャーのままで更新していると
補償してくれない可能性が高いです。

更新をしたということは
きちんと契約内容をチェックしたか
どうかはともかく

補償条件に間違いがない
契約者が確認したことになるため

日常レジャーのままで更新していたとなると
虚偽の申告とみなされます。

予想走行距離を申告するタイプなら距離オーバーに注意

走行距離も告知事項になりますが
年間の予想走行距離を申告するタイプでは、

遠出が重なり、予想走行距離から大幅に
オーバーしていても契約者自身が
気がついていないケースはあります。

事故発生前に気がついたら
速やかに保険会社に連絡して
差額の保険料を支払えば良いのですが

事故が発生したときに
申告していなかったとなると
今回の事例のように保険金支払を
断られてしまいます。

3000km以下走らないと申告していて
3200km超えたあたりで事故発生なら
単純な申告忘れと取れなくもないですが

走行距離が5千kmも1万kmも超えていた
となると申告忘れでは通らなくなります。

予想走行距離を申告するタイプの
保険会社で契約をしているなら
更新時点でのオドメーターを控えておく
必要があります。

もちろん過去1年間の走行距離を
申告するタイプの保険会社なら、

実際に走った距離を申告するので
事故発生時点での走行距離は
保険金支払いの可否には含まれません。

保険会社の切替時は走行距離の申告方法にも注意を

走行距離の申告は告知事項ですが
過去1年間か次の1年間かは
保険会社毎に異なります。

保険会社を切り替える際は
走行距離の申告方法がどっちなのか
確認しておくといいですよ。

走行距離をイチイチ気にしながら
走るのはイヤという人にとっては

走行距離の申告不要な保険会社か
過去1年間の走行距離を申告するタイプ
保険会社を選ぶといいでしょう。

とはいえ、自動車保険は
代理店・ネット型を合わせれば
20社以上あるので

保険料、補償内容やロードサービスなど
総合的に見てベストな保険会社を
選ぶのは難しいのも事実。

そこで、おすすめの方法は

  1. 任意保険の一括見積サービスを利用
  2. 候補の保険会社を2~3社ピックアップ
  3. 当サイトの各社補償内容の解説記事であなたに合うか再確認

こうすることで、保険料だけでなく
あなたにあった保険会社を選べますよ。

その結果が今の保険会社で良さそうなら
そのまま継続しても良いと思いますし

見積結果によっては他の保険会社に
切り替えたほうが良い場合も出てきます。
任意保険の一括見積について詳しくはこちら▶▶

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