軽自動車の名義変更と新規保険について。
この度、知人から名義変更にて
軽自動車を引き取ることになりました。
保険の事前見積は終えています。保険会社は車検証が発行されてから
FAXなどで送ってもらい
保険適応にするとのことです。ここで疑問なのが、
元持ち主の保険は
いつまで適応されるのでしょうか？名義変更して車検証が変わった時点で
満期に関係なく適応外になるのでしょうか？といいますのも、
検査協会へ実車で向かった場合、
変更後の保険がどうなっているのかが
気になりまして。車検証受け取り直後は
新規の保険は当然ですが出ていません。
名義変更時点で任意保険の補償対象外になる
個人間売買や友人同士、親族間で
車を譲り、名義変更をする際は
車検証の名義変更後も
元の所有者が任意保険を掛けたままに
しておくということもありますね。
結論からすれば
名義変更をした時点で、前の所有者の
任意保険の効力はなくなり
自分で新たに掛けた保険で補償されます。
厳密には任意保険は1つの車に対して
同時に2つ以上の任意保険を掛けられません。
重複して掛かっていると
ノンフリート等級の情報交換制度で
2重契約になっていることが
保険会社をまたいでもわかります。
とはいえ、元の所有者が先に車を手放して
次の車を買い換えるまで日が空くときは
任意保険の中断手続きを取るべきですが
買い替えまでに1ヶ月程度なら
解約して中断証明書での新規契約となると
解約返戻金が目減りしてしまうため
次の車が来るまで保険をそのままにする
ということも実際には多いです。
名義変更をしたということは手放したと取れる
名義変更をして車の所有者が
変われば、前の所有者は車を手放した
ことになりますし
新しい所有者からすれば
新規で車を手に入れたとなります。
先程のノンフリート等級の情報交換制度で
前の所有者さんの任意保険が
掛かったままになっていたと判明しても
名義変更を行い、所有者が変わっていれば
保険会社から2重契約になっていると
言われることはありません。
ネット型自動車保険は当日の補償開始は出来ない
2019年2月時点で、ネット型自動車保険では
新規申込日当日から補償を受けられる
損保はありません。
保険始期日を当日から設定してしまうと
事故発生直後に任意保険に加入しても
事故前に契約をしていたと申告すれば
保険金を受け取れてしまうリスクがあるので
補償開始は最短でも申込翌日となります。
そのため、車検証を受け取った帰りは
任意保険が効きませんので注意が必要です。
どうしても検査場からの帰りに
任意保険の掛かった状態にしたい
ということであれば
- 代理店型損保で当日保険開始で申し込む
- 名義変更せずに任意保険を先に契約する
上のどちらかとなります。
代理店型なら当日補償開始可能だが店舗に出向く必要有
代理店型の保険会社なら
当日の補償開始も可能なので
検査場で新しい車検証を受け取って
その足で任意保険の契約もできます。
とはいえ、検査場から代理店に出向くまでに
車を運転するなら保険のない状態になります。
検査場の近くに保険代理店があれば
その場で新規契約を頼んで
すぐに補償開始してもらえるよう
手続きできればOK
運転代行や陸送業者に任せる
検査場からの帰り道に
無保険で運転をした結果
万が一、数千万円の損害賠償が
発生しないとも限りません。
当日の保険開始が難しい場合には
費用は掛かりますが陸送業者や
運転代行に依頼することも検討しましょう。
最近では、日中にも利用できる
運転代行業者があり、代行中の事故も
代行業者が加入している任意保険で
きちんと補償されるところが増えています。
元の所有者の車両入替日と自分の保険開始日を合わせる
元々の所有者が車の買い替え予定なら
車両入替で押し出した段階で
車検証上の所有者が変わっていなくても
保険の契約上は、押出車両は
保険適用外になります。
そのため元の所有者の入替日と
自分の保険始期日を合わせることができ
申込も元の所有者の車検証情報で
事前に契約できます。
車検証登録日と保険始期日で名義変更前申込はバレる
ちなみに名義変更をしたことにして
保険始期日を検査場に行く日で契約すると
後日、保険会社が車検証情報を
確認した時点でバレます。
もっとも元の所有者の契約が
6等級以上かつ事故有係数適用期間0年で
契約期間中の保険金請求も無ければ
問題にされないかもしれませんが
本来ならばネット申込できない方法のために
後日追加保険料を徴収される可能性はあります。
保険始期日時点で事故は
保険料の入金さえ済んでいれば
１日だけ重複していることになりますが
保険金支払いに応じてはくれます。
