飛び石でフロントガラスが割れた場合でも
車両保険を掛けていれば、保険で直すことができます。
下は有名な動画ですが、高速道路を走行中に
前を走る車から雪塊が飛んできて
フロントガラスが大破した映像です。
車に積もった雪を落とさないで高速道路に入ると後続車が危険。 pic.twitter.com/fsNs5x6MUd
— 民生@botじゃないよ手動だよ (@tamio_snow) 2016年1月3日
時速80~100kmで高速走行中に飛んできた雪塊に
フロントガラスは一たまりもなかったようです。
動画のような事故でフロントガラスが割れたら
車両保険の限定タイプでも保険を使えることは
知っているかもしれませんね。
しかし雪塊を避けた結果、単独事故になった
場合には、車両保険の限定タイプで補償できません。
車両保険を一般タイプか限定タイプかで
迷っている方はぜひ参考にして下さい。
車両保険が限定タイプでも今回は補償されるが・・・・
動画のように、車のフロントガラスに雪塊が直撃して大破
したら、車両保険を掛けていれば保険金は支払われます。
避け方によっては自損事故扱いになってしまうのです。
フロントガラスのみなら1等級ダウン
破損個所がフロントガラスのみなら1等級ダウンとなりますが
ボンネット(エンジンフード)やボディ前面などフロントガラス以外は3等級ダウンになります。
3等級ダウン事故の場合、翌年以降の保険料がぐっと高くなるだけではなく
- 保険料が1年→3年と増えてしまう
- 1年間に3等級ダウン事故を2回起こすと、継続できない
といったデメリットがあります。
車両保険を使うときは注意が必要です。
車両保険を使うと、翌年以降の保険料がどのくらい
値上がるかは下の記事に纏めました。
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ちなみに継続を断られるとしても
保険会社は、被害者救済の観点から
対人対物賠償のみなど最低限の契約は
認めてくれることが多いです。
飛来物を避けてガードレールにぶつかった場合は自損事故!?
動画だと雪なのでわかりにくいかもしれませんが、
仮に先頭車がトラックで
積んでいた荷物が崩れて飛んできた、転がってきたこと
といったケースで、
急ハンドルを切り、荷物との衝突は回避できたものの
そのままガードレールなどに突っ込んでしまったとなると、
車両保険の限定型(またはエコノミー型)では
「単独でガードレールに突っ込んだ事故」
ということで、補償対象外となり保険金が支払われません。
衝突した方にも過失割合は高速道路でも4割!?
相手の対物賠償で全て支払ってもらえるのかとなると
高速道路の場合ですら、自分の過失割合は4割も生じてしまうため
修理費が仮に30万円でも12万円は自己負担となってしまいます。
相手の車から飛んできたものなんだから
相手が悪いんじゃないの?と思うかもしれませんが、
運転者には前方注意義務があります。
避けられなかったということは、
ちゃんと前を見ていなかった、あるいは車間距離が不適切だった
ということになり、過失割合が生じるのです。
積み荷の場合は
先頭車の積み方や、固定器具の整備状況、積載量に問題があれば
先頭車の過失割合は大きくなります。
ただ、過去の判例などから見て
飛来物との衝突は、自身にも4割はあるとされるケースが多いです。
飛来物との衝突時に過失割合が変わる内容
■後続車の過失が基本の過失割合より大きくなるケース
- 速度違反をしていた。
- ながら運転など、著しい前方不注視があった。
- 居眠り運転・酒酔い運転をしていた。
■後続車の過失が基本の過失割合より小さくなるケース
- 夜間、降雨などで視認不良の状態だった。
- バイクだった。(落下物を回避することは、車よりもさらに困難と思われるため)
- 貨物の積載方法が著しく不適切だった。
過失割合が4割になるのは高速道路での話です。
高速道路では、後続車は
「高速で走行する中で回避するのは難しい」という点から
先頭車に「積み荷を適切に載せて、物を落下させない」法律があります。
そのため、後続車両の過失割合は先頭車よりも低くなります。
「積載物の転落や飛散を防ぐため貨物の積載状況を点検する義務」
(同法第75条の10)
一般道の場合では逆に、後続車のほうが過失割合が大きくなります。
意外に思うかもしれませんが、高速道路では物を落としただけで違反になります。
動画のように雪塊が飛んできた場合は
先頭車は、「運転前に雪を除去する必要があった」のです。
積雪量の多い地域では、お出かけ前に必ず、車に積もった雪は
除けるようにしておいてください。
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同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。
同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。
保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。
継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
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