飛んできた雪塊を避けて事故を起こすと車両保険が使えない!?

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車両保険

飛び石でフロントガラスが割れた場合でも
車両保険を掛けていれば、保険で直すことができます。

下は有名な動画ですが、高速道路を走行中に
前を走る車から雪塊が飛んできて
フロントガラスが大破した映像です。


時速80~100kmで高速走行中に飛んできた雪塊に
フロントガラスは一たまりもなかったようです。

動画のような事故でフロントガラスが割れたら
車両保険の限定タイプでも保険を使えることは
知っているかもしれませんね。

しかし雪塊を避けた結果、単独事故になった
場合には、車両保険の限定タイプで補償できません。

車両保険を一般タイプか限定タイプかで
迷っている方はぜひ参考にして下さい。

車両保険が限定タイプでも今回は補償されるが・・・・

動画のように、車のフロントガラスに雪塊が直撃して大破
したら、車両保険を掛けていれば保険金は支払われます。

避け方によっては自損事故扱いになってしまうのです。

フロントガラスのみなら1等級ダウン

破損個所がフロントガラスのみなら1等級ダウンとなりますが
ボンネット(エンジンフード)やボディ前面などフロントガラス以外は3等級ダウンになります。

3等級ダウン事故の場合、翌年以降の保険料がぐっと高くなるだけではなく

  • 保険料が1年→3年と増えてしまう
  • 1年間に3等級ダウン事故を2回起こすと、継続できない

といったデメリットがあります。
車両保険を使うときは注意が必要です。

車両保険を使うと、翌年以降の保険料がどのくらい
値上がるかは下の記事に纏めました。
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ちなみに継続を断られるとしても
保険会社は、被害者救済の観点から
対人対物賠償のみなど最低限の契約は
認めてくれることが多いです。

飛来物を避けてガードレールにぶつかった場合は自損事故!?

動画だと雪なのでわかりにくいかもしれませんが、

仮に先頭車がトラックで
積んでいた荷物が崩れて飛んできた、転がってきたこと
といったケースで、

急ハンドルを切り、荷物との衝突は回避できたものの
そのままガードレールなどに突っ込んでしまったとなると、

車両保険の限定型(またはエコノミー型)では
「単独でガードレールに突っ込んだ事故」
ということで、補償対象外となり保険金が支払われません。

衝突した方にも過失割合は高速道路でも4割!?

相手の対物賠償で全て支払ってもらえるのかとなると
高速道路の場合ですら、自分の過失割合は4割も生じてしまうため

修理費が仮に30万円でも12万円は自己負担となってしまいます。

相手の車から飛んできたものなんだから
相手が悪いんじゃないの?と思うかもしれませんが、
運転者には前方注意義務があります。

避けられなかったということは、
ちゃんと前を見ていなかった、あるいは車間距離が不適切だった
ということになり、過失割合が生じるのです。

積み荷の場合は
先頭車の積み方や、固定器具の整備状況、積載量に問題があれば
先頭車の過失割合は大きくなります。

ただ、過去の判例などから見て
飛来物との衝突は、自身にも4割はあるとされるケースが多いです。

飛来物との衝突時に過失割合が変わる内容

■後続車の過失が基本の過失割合より大きくなるケース

  • 速度違反をしていた。
  • ながら運転など、著しい前方不注視があった。
  • 居眠り運転・酒酔い運転をしていた。

■後続車の過失が基本の過失割合より小さくなるケース

  • 夜間、降雨などで視認不良の状態だった。
  • バイクだった。(落下物を回避することは、車よりもさらに困難と思われるため)
  • 貨物の積載方法が著しく不適切だった。

過失割合が4割になるのは高速道路での話です。

高速道路では、後続車は
「高速で走行する中で回避するのは難しい」という点から
先頭車に「積み荷を適切に載せて、物を落下させない」法律があります。

そのため、後続車両の過失割合は先頭車よりも低くなります。

「積載物の転落や飛散を防ぐため貨物の積載状況を点検する義務」
(同法第75条の10)

一般道の場合では逆に、後続車のほうが過失割合が大きくなります。

意外に思うかもしれませんが、高速道路では物を落としただけで違反になります。

動画のように雪塊が飛んできた場合は
先頭車は、「運転前に雪を除去する必要があった」のです。

積雪量の多い地域では、お出かけ前に必ず、車に積もった雪は
除けるようにしておいてください。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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