大阪で自転車保険加入必須に!自動車保険の特約で追加できる?

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自転車特約

2016年7月1日から、大阪府で自転車利用者は
自転車保険に加入することが義務付けられました

今後、あなたのお住まいの都道府県でも
加入義務付けになるかもしれません。

ここでいう自転車保険とは、自転車を運転していた人が
他人に怪我をさせたり、物を壊した際の保険際の
賠償保険になります。

任意保険では自転車向けの保険は各社バラバラです。

  • 自転車保険として賠償保険も傷害保険も用意している損保
  • 個人賠償責任保険の中で補償する損保
  • 自転車を運転していた人自身の怪我だけは補償できて
    相手に対しての保険の取扱がない損保

今の損保の保険で、自転車向けの特約がなくても
医療保険や傷害保険、クレジットカードのオプションで
自転車保険をセットできる可能性があります。

相次ぐ自転車死亡事故!今後も導入する自治体が増えるかも

今回の大阪府の例では、

  • 年間に50件の自転車による死亡事故が発生している
  • 大阪府民も自転車保険の加入は必要と考えて入る
  • 実際に加入している人は4割程度

という現実を受けて
「条例で加入義務付けて普及させよう」
という狙いのようです。

この条例を受けて、大阪府民の方を中心に自転車保険についての
問い合わせが今年5月以降から急増しているそうです。

自転車事故の賠償保険加入が義務化されています

まずどのような条例になっているのか?
大阪府が定めた条例を見ていきますと

第 十 二条
自転車利用者は、自転車損害賠償保険等

(自転車の利用に係る交通事故により
生じた他人の生命又は身体の被害に係る損害を
填補することができる保険又は共済をいう。以下同じ。)

に加入しなければならない。

ただし、当該自転車利用者以外の者により、
当該自転車の利用に係る自転車損害賠償保険等に
加入しているときは、この限りでない

ということで、
「自転車も車と同じように最低でも対人賠償、対物賠償は付けようね」
「ただし、記名被保険者の家族の人は重複するからOK」
という内容になっています。

損保各社の自転車保険の商品を調べてみました

さて、ひと口に自転車保険といっても実は
単体で販売している保険商品と
自動車保険などの特約としてセットするもの
に大きく分かれています。

どちらも

  1. 対人対物賠償のみの賠償メインのもの
  2. 自転車の運転している人メインの搭乗者傷害型
  3. さらに補償の手厚い人身傷害型

と、仕組み自体は自動車保険とあまり変わらないです。

例としてセゾンの自転車特約では次のようになっています。

死亡保険金は1名につき500万円
後遺障害保険金は20万~500万(傷害の等級に応じて4%~100%ということ)
入院一時金は10万円(入院日数5日以上の場合に限る)
入院保険は1日5000円

内容を自動車保険やバイク保険に置き換えれば
搭乗者傷害保険と同じですね。

セゾンの自転車保険は個人賠償特約の付帯が重要

では、セゾンでは自転車で相手にケガをさせた、物を壊したときに
補償できないのかというとそうではありません。

自転車向けとは記載されていませんが
個人賠償特約で自転車での加害事故にも対応しているということです。

内容は以下の通りです。

  • 対人・対物賠償は無制限
  • 示談代行サービス付き
  • 補償される人は記名被保険者とその家族

他の自動車保険の特約もチェックしてみました

続いて他の保険会社も
いくつか調べてみました。

チューリッヒ:個人賠償特約

対人賠償、対物賠償ともに1億円まで補償

あいおい、東京海上:個人賠償特約

国内では対人、対物は無制限で補償
国外では対人、対物は1億円まで補償

単体での自転車保険ではロードサービスが付帯されている

特約ではなく、三井住友海上の自転車保険など
自転車保険単体で加入できるものでは

  • 対人賠償、対物賠償
  • 傷害保険(いわゆる搭乗者傷害、人身傷害保険に該当)
  • ロードサービス
  • 示談交渉サービス

がひとまとめになっているものが中心です。

対人賠償対物賠償は1億円か無制限か

各社が用意している保険を見ていくと
補償金額が無制限のものか1億円までか
に分かれています。

過去の賠償金額に基づいて1億円もあれば
十分と考えているのだと思いますが
相手への補償に制限はしないほうがよいと思います。

自転車に乗っている人の傷害保険は不要

相手に対する補償は大いに越したことはありませんが
自分達に対する補償で重複する部分は、削って良いでしょう。

いま加入している自動車保険の人身傷害保険が
車外補償型になっていれば、自転車運転中の
車やバイクとの交通事故なら補償されます。

また医療保険を掛けていているのであれば、
自転車運転中のケガの補償はなくてよいです。

記名被保険者から見た補償範囲に注意

家族に自転車をよく乗る人がいるから
万が一に備えるために自転車特約を掛けるのでしたら、
記名被保険者が子よりも親の契約で組むようにしましょう。

自動車保険の特約でセットする際は
記名被保険者が誰かによって、
1人暮らしのお子さんの補償有無が変わります。

自動車保険で補償の対象となる人は一般に

  • 記名被保険者本人
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者もしくは配偶者の同居親族
  • 記名被保険者もしくは配偶者の別居の未婚の子

ですので、もしあなたに同居の子供と
1人暮らししている未婚の子がいる場合

記名被保険者があなたなら、あなたの自動車保険に
特約をセットすれば同居のお子様はもちろん、
1人暮らしのお子様の自転車通勤、通学も
補償できるようになります。

しかし、記名被保険者が同居のお子様で、
その子から見て独身の兄弟姉妹が1人暮らししていると
兄弟姉妹が別に保険契約をしていなければ補償対象外となります。

この記名被保険者から見て誰が補償の範囲になるかは
弁護士費用特約や人身傷害保険の一般タイプの補償範囲でも同じです。

自動車保険の特約としてセットする際は
記名被保険者が誰になっているのかを見て
出来れば、親の保険にセットするようにすることで
保険料を抑えつつ、抜けなく補償することができるようになります。

ロードサービスは、都市部や遠出しない人には不要

自転車保険の単体の場合、車やバイクと同じように
ロードサービスが付帯されていて、トラブルの際に
現場に急行してくれるそうなんですが

通勤や通学が近場だったり、買い物くらいで遠出しない人なら
「壊れたら近くの自転車屋さんに担いでいけばいいだろう」
という話になります

逆にロードバイクなど、
スピードの出る自転車でしかも長距離を走る人にとっては
ロードサービスはいざという時に安心ではありますね。

自転車保険の加入が必要な人はこんな人

今回は自転車保険について解説してきましたが
現時点で、加入をしたほうが良い人は

  • 契約している自動車保険に自転車向けの特約がない
  • 個人賠償責任保険や火災保険、医療保険に入ってない
  • 通勤や通学で自転車を使うお子さんが居る

という方が対象になります。

自動車保険には自転車向けの特約を
取り扱っているところもありますので

今の自動車保険にセットできるか
一度確認してみることをお薦めします。

特約であれば、自転車保険単独で加入するよりも
安く済むため、もし今の自動車保険に
個人賠償責任特約や自転車特約がセットされていなければ
更新時に他の保険会社を検討してみてもよいと思います。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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