事故の相手から払われる対物賠償保険や
自分の車を修理するための車両保険は
修理に使わなくても構いません。
修理して使うか新しく買替えるかはあなたが決めていい
対物賠償保険で支払われるお金は
その車に損害を与えた賠償金です。
相手の保険会社も、
支払われたお金で修理して乗り続けるか
買い換えるのかは問いません。
また、事故を機に車に乗るのは止める
という場合も、賠償金は支払われます。
対物賠償保険と車両保険で支払われる保険金の決まり方
壊れてしまった車の保険金は、修理費の見積と
車の時価額を元に決めていきます。
① 修理工場で修理見積を取る
まずは修理工場で、あなたの車を修理して
乗れるようにすると、いくら掛かるのか
見積をしてもらいます。
この修理費の見積は、
「保険で直すなら」
とあれこれ修理に盛り込んで
高めな修理費にする工場もあるようですが
保険会社の査定の専門家が調べて
適正な修理費かは確認されます。
相手からの支払いはあくまで
乗れる状態にするための修理費です。
過剰な修理は認められません。
② 過失割合を修理費に掛ける
相手がいる事故の場合には、過失割合を
修理費に掛けて、相手が支払う金額を
決めます。
あなたの車の修理費用が50万円
過失割合が50%:50%
という事故の場合には
相手に請求する修理費は
50万円×50%=25万円
となります。
③ あなたの車の時価額を型式、年式を元に決める
②で決めた修理費が全額出れば良いのですが
賠償責任は、あくまで時価額までです。
法律上、時価額を超える賠償金額を
支払う必要はありません。
では時価額はどのように決まるかというと
あなたの車の型式と年式を元に
同じ車の中古価格を調べます。
もし、販売されてから10年以上経過
している車ですと②で求めた、
修理費25万円を下回ることもあります。
④ 修理費の不足分を車両保険で補う
この場合、修理費は相手の過失分で
不足する25万円と自分の過失分50万円が
自己負担となってしまいます。
この不足分合計75万円を、車両保険で
修理に充てるか、修理せずに車の買い替えに
回すかは自分で決めることができます。
車両保険では、契約時に決めた金額までは
補償されます。100万円まで補償にしていたら
このケースの修理費75万円は自分の車両保険が
払ってくれるようになります。
車両保険を使えば、翌年は3等級ダウンします。
こちらの記事に書きましたが、目安として
今支払っている保険料の2倍を超える修理費なら
車両保険を使ったほうがいいです。
修理しない場合は見積に掛かった費用や消費税は差し引かれる
また、修理をせず車の買い替えをする場合でも
保険金は支払われます。
修理をして乗り続けるのは不安とか
修理でお金を使うなら、新しく買う
という方もやはりいます。
対物賠償も車両保険もお金の使い道を
保険会社は問いません。
ですが、修理をせずに保険金だけ
受け取る場合には、見積に掛かった費用と
修理費に掛かるはずの消費税は引かれます。
修理をする場合よりは受け取る金額は
少なくなるので注意しましょう。
今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?
同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。
同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの
今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。
保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。
継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
- 車の型式
- 初年度登録
- 陸運支局
これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。
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見積を取ってみて、今の保険会社で継続契約するか
他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。