ここ数年は、ガソリン価格の上昇もあってか
ハイブリッドカーや電気自動車(EV)を
選ぶ人も増えています。
管理人はレンタカーで借りた時に
ガソリン代がほとんど掛からなくて
驚いた記憶があります。
たしか名古屋から岐阜を往復して
10リットルも使わなかったような・・・
ただハイブリッドやEVはまだまだ
バッテリーの値段が高いことから
車両価格が高いのが難点
また人気があるため、盗難にも遭いやすく
料率クラスも比較的高い傾向にあります。
そのため、保険料を抑えるために
ダイレクト型損保を選ぶ人も多いですね。
ハイブリッドやEV車で任意保険に
加入すると、エコ割引などの割引を
受けられることが有ります。
しかし、こういった割引はあったら
良かった程度に考えておけばよく
補償内容や保険料を他社と
比較したほうが良いです。
今回は60代夫婦+25歳同居子で
プリウス所有の家族の例を取り上げてみます。
年間保険料 | 37,080円 |
---|---|
契約条件(家族構成や契約車両など) | |
記名被年齢 | 62歳 男性 |
免許証 | ゴールド |
年齢条件 | 設定なし |
契約車両 | プリウス 型式ZVW40W |
初度登録 | 平成24年1月 |
運転者限定 | 本人配偶者+25歳同居子 |
等級 | 20等級 |
事故有係数 | 0年 |
走行距離 | 5,000km以下 |
使用目的 | 日常・レジャー |
相手方への補償 | |
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
自分や同乗者の補償 | |
搭乗者傷害 | 死亡保険金なし 医療一時金100万円 |
人身傷害 | 5,000万円 |
無保険車傷害 | 無制限 |
車両保険 | |
補償タイプ | 車対車限定 |
車両保険金額 | 180万円 |
免責金額 | 1回目0円 2回目以降10万円 |
車両無過失特約 | あり |
その他特約・割引 | |
ロードサービス | なし |
弁護士特約 | あり |
個人賠償責任特約 | なし |
自転車傷害特約 | なし |
50日前早割 | あり |
インターネット割引 | あり |
電気・ハイブリッド車割引 | なし |
60代夫婦と25歳同居子の加入例になります。
車両保険を付けて、子供年齢条件が
21歳以上補償になるのですが
補償内容をかなり削って
保険料を抑えていることが伺えます。
自分や同乗者の補償を最低限にしている
未成年の子供がいないことから
人身傷害保険の思いやり特約は
外して保険料を抑えていますね。
子供が結婚し、孫が出来たときなど
18歳以下の子がいる場合には
特約を付けてもよいでしょう。
なお同乗者は家族に限らず
「契約車両に乗っている人」が対象です。
プリウスに乗っていた人が
他人だったり、結婚して別世帯になった
子供だった場合も補償されます。
車両保険の補償範囲を狭くして保険料を節約
5年落ちのプリウスになりますが
- 車両保険の金額は180万円
- 免責金額が初回0円
と、車両保険は手厚くしています。
150万円での補償も、200万円での補償も
実は保険料の差は3,000円も満たない
こともありますので
車両保険をセットするのでしたら
保険金額はなるべく上限一杯で
設定したほうがよいです。
[aside type=”normal”]補足説明
通常は車両本体+ナビなど付属品も
含めた金額まで補償してくれます。
ただし車体に固定していないポータブル式の
ナビ等は対象外となるので注意して下さい。
[/aside] 補償範囲はいわゆる限定タイプで
車同士あるいは車対バイクでの
事故に限定される補償にしています。
この方の例では台風や火災、落書きなどの
補償も対象外にしていますので
ちょっと削りすぎな印象はあります。
車両保険で限定タイプでも
通常は台風や大雨などによる車の水没
いたずらなどは補償されますし
実は保険を使っても1等級しか
ダウンしないことが多く
事故有係数適用期間いわゆる
割高になる保険料期間も1年で
済むので、車両保険を使ったほうが
いいケースが多いです。
自宅での水災は、河川から遠いなど
災害に遭いにくいならば
補償から外しても良さそうです。
ロードサービスはJAFなどの重複に注意する
ロードサービスは、任意保険を契約すると
自動で付帯されること一般的ですが、
おとなの自動車保険では外すこともできます。
JAF会員で、保険会社のロードサービスは不要
という方は思い切って削ってもいいですね。
JAFは年間4,000円掛かりますが
任意保険とは異なり、人に掛かる契約です。
任意保険では契約している車以外では
ロードサービスを受けることはできないため
借りた車ですと、自分の保険会社
にロードサービスを頼んでも断られます。
- 子供が他人の車を借りたりする
- 旅行先でレンタカーを借りることが多い
- 実家の車を運転することが多い
など、自分が契約している車以外も
運転する機会が多いのでしたら
思い切ってロードサービスを外してもOKです。
電気・ハイブリッド割引は初年度登録から13ヶ月間だけ
保険会社によっては、新車割引があるとか
エコカー割引があるといった営業トークで
車の買い替えと共に保険の乗換を進めてきます。
ただ、正直言って
そうした割引はおまけ程度と考えていいです。
今回の加入例でも、プリウスでの契約ですが
電気・ハイブリッド割引は付帯されていません。
電気・ハイブリッド割引は、適用される期間が
実は限られており、初年度登録から13ヶ月以内の
保険開始月までとなっています。
プリウスの初年度登録が2012年1月ですので
2012年1月に初めて加入すれば、1年後の
2013年1月はまだ電気・ハイブリッド割引は
適用されます。
ところが、2年後の2014年1月からの継続分は
初年度登録から13ヶ月を超えているため
割引対象外となってしまいます。
また割引率も1~3%程度とあまり
大きくはないので、新車時にちょっと割引が
ある程度のおまけと考えておけば良いです。
むしろ割引につられて実は保険料の
高い損保に切替えたり、満期を待たずに
保険会社を乗換えることで、等級がアップする
期間が余計に掛かるほうが損になることも。。。
保険会社の乗換は満期のタイミングがベストです。
今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?
同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。
同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの
今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。
保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。
継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
- 車の型式
- 初年度登録
- 陸運支局
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