2輪や原付を乗っている女性の中には
妊娠を機に、バイクの運転は難しくなってきたけど、
また乗る予定があるという方もいますよね。
一般的には、手元にバイクがある以上、
中断証明書の「国内特則」の発行条件は満たせず
もし、乗らない間の保険は支払いたくないというのであれば
解約をする必要が発生してしまいます。
実はそういった妊婦さん限定の
「妊娠特則」という中断証明書があるのを
ご存じでししょうか?
妊娠・出産後も引き続きバイクに乗りたい
通勤でバイクは手放せないから
保険料が上がるのは困るという方
バイクを手放していないから
中断証明書は発行して貰えないと諦めないで下さい。
[aside type=”warning”]注意
今回のお話は四輪自動車については対象外となります。
身体に負担が掛かる、事故の際に母子ともに危険度の増す2輪や原付だから
妊娠、育児中の特例というわけです。
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妊娠特則の取り扱いがあるのはわずか2社
利用される方自体が少ないからか、
妊娠特則で中断証明書を発行してもらえる損保は
2018年5月時点で、2社のみです。
- アクサダイレクト
- あいおいニッセイ
管理人自体も妊娠特則という中断証明書があることw
最近まで知りませんでした。
もしかしたら今後取り扱いが増えるかもしれませんが
他の保険会社にはないサービスともいえます。
妊娠特則の発行条件は?
基本的には通常の中断証明書の発行条件と同じで
現在の保険契約が7等級以上
(契約期間中に等級ダウン事故有なら等級ダウン後が7等級以上)
となり、7等級未満の契約では対象外となります。
アクサダイレクトの妊娠特則では
中断理由 | 発行条件 | 適用条件 |
記名被保険者が妊娠され、 一時的にご契約を中断する場合 | ご契約のお車の用途車種が、二輪・原付であり、 中断されるご契約の満期日または解約日までに母子保健法に定める妊娠の届け出を行っている。 | 中断日の翌日から 3年以内に新契約を 締結すること。 |
となっており、バイクは手元においたまま、3年間は等級を保存できるようです。
あいおいニッセイの場合では
妊娠特則 | 中断証明書発行条件 | 適用条件 |
| ご契約のお車の用途車種が、二輪・原付であり、 中断日までに 母子保健法に定める妊娠の届出を行っていること。 | 中断日の翌日から 起算して10年以内 |
こちらもバイクは手放す必要はなく
さらにアクサに比べると10年と長く保存できるようです。
有効期間が10年って
生まれた赤ちゃんが小学生になってる頃ですが
かなり長く等級を維持できるのは嬉しいですね。
アクサ損保は有効期限が3年と短いので注意
国内中断や海外中断が10年の猶予がある中で
アクサダイレクトの妊娠特則は有効期限3年は
ちょっと短い気もしますが
ダイレクト型損保ということもあり
保険料の安さが、有効期限にも現れていると
考えられます。
出産後~3年間という育児で大変な時期を過ぎれば
夜泣きによる寝不足で悩まされる等が心配が減るから
3年としているのではないかと思います。
さすがに10年も中断していたら
適用するころには小学生にもなっているので
長過ぎると判断しているのでしょう。
今の保険会社には妊娠特則がない場合にはどうすればいいの?
現在2輪に乗っている女性の方で
出産後もバイクに乗りたいけれど
今の損保に中断証明書の妊娠特則がない場合は
妊娠のわかった時点で、この2社に乗り換え
その後に中断証明書を発行してもらうと良いですね。
また妊娠が分かってから出産までには時間的余裕がありますので
可能であれば、満期日付での中断発行をしてもらうと
再度契約時に1等級アップした状態で契約できます。
なお妊娠特則が使用可能なのは、この2社のみであり
他の保険会社では契約できません。
有効期間が異なる関係からも、
あいおいで発行した妊娠特則をアクサで適用する
いわゆる他社中断証明書適用は不可能となります。
125cc以下の原付なら原付特約も候補になる
今乗っているバイクが排気量125cc以下の原付という場合は
同居家族あるいはご自身で新たに車を購入されるのであれば
自動車保険の原付特約に加入したほうが
一般的には原付のバイク保険単体よりも保険料が抑えられますし
事故の際に保険を使っても等級ダウンになりませんので
検討してみてもいいですね。
原付保険から原付特約に切り替えた場合のデメリットとしては
- 原付自体は手元にあり、引き続き乗るため中断発行は不可(等級は消滅)
- 13か月間の加入歴が残る
- 原付特約はロードサービスの対象外
となることが一般的です。
125ccより大きいバイクを出産後も乗りたい女性には覚えておいて欲しい
中断証明書の妊娠特則は次のような人にオススメです。
- 現在、2輪(125ccより上の排気量のバイク)を保有している。
- 出産後もバイクには乗りたいし、愛車を手放したくはない
- 出産~育児中は一時的に運転を控えたい
中断証明書の妊娠特則は、あまり知られておらず
また発行条件が二輪または原付のみとなるため
女性のライダー以外には馴染のないものかもしれません。
ですが、出産後も引き続き二輪を乗りたいという方にとっては
この制度を活用すれば、
等級を消滅させることなく
子育て期間中は保険を抑えることができます。
もちろん、中断発行期間中はバイクが無保険となるため
運転した場合は補償されません。
手元にあるからといって、ついつい運転する・・・
ということはないようにしてください。
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同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。
同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの
今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。
保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。
継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
- 車の型式
- 初年度登録
- 陸運支局
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