- 対人対物は被害者救済の為に支払われる
- 運転者自身の補償や車両保険は対象外になることもある
- くしゃみで前方不注意になる
- 花粉症の処方薬はドクターストップに注意
人それぞれですが
花粉症のくしゃみって
連続して起きますし、くしゃみの瞬間
目をつぶってしまったり
身体に余計な力が加わります。
花粉症で我慢しながら運転をした結果
事故を起こしてしまうと、重い罪に
問われるようになってきました。
愛媛県今治市の国道で昨年４月、
連続したくしゃみなど花粉症の激しい症状で車を対向車線にはみ出させ、
衝突事故で３人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反（過失致死傷）の罪に
問われた男性に対し、松山地裁今治支部は、
禁錮３年、執行猶予４年（求刑禁錮３年）
の判決を言い渡した。裁判官は、
「くしゃみや目のかゆみがひどくなってからも、
容易に駐車できる場所もあったのに
運転を続けたことで、前方注視が困難になった」とし、「過失は軽いとはいえない」と述べた。
花粉症って、その場の症状としては
くしゃみが止まらなかったり
鼻水が常にたれてきたり
目や喉奥がすご～く痒くなるので
運転時に、私自身ヒヤッとしたことも
ありました。
しかも、シーズン中は
２～３ヶ月その状態が続くんですよね。
薬で症状を抑えようとすれば
今度は副作用の眠気も心配
ありきたりですが、症状がひどいときは
運転をしないことが一番です。
ですが、仕事で車を使うとか
車がないと生活できない地域では
そんなこと言ってられないのも現実。
死亡事故とまではいかないまでも
事故を起こしてしまったら
保険は支払ってもらえるのか
記事にまとめました。
対人対物は被害者救済の為に支払われる
結論から言えば、被害者に対する補償は
あなたの対人賠償保険、対物賠償保険で
しっかり支払われます。
運転者自身の重過失があっても
事故の被害者救済の為に、
保険金は支払われます。
もともと任意保険は
運転者自身の過失によって起きた
事故を補償する契約です。
医療保険や生命保険では、
保険金を受け取る人は
被保険者自身かその家族までですが
自動車保険では、支払い対象は
被保険者だけでなく、被害に遭った他人も
含まれることから
運転者自身に、重大な過失が
あったからといっても、保険金が
全く出ないことはありません。
運転者や同乗者の怪我や死亡補償は対象外
運転者自身に重大な過失があると
本人や同乗者の怪我には
保険金が支払われません。
搭乗者傷害保険や人身傷害保険
「こんなときは保険金支払いません」
免責事由というものがあります。
代表的なものは
飲酒運転や麻薬中毒、極度の疲労や
意識障害を起こしているときなど
正常な運転が出来ないにも関わらず
無理をして起きた事故は
運転した本人が悪いわけです。
そんな人に保険金を支払っていたら
安全運転を心がけている他の
契約者さんの保険料負担がどんどん
増えてしまいます。
また、助手席や後部座席に乗っていた人も
運転者の過失度合いによっては
保険金を受け取れません。
「正常な運転を出来ない人に
運転をさせたあなたも悪いよね」
という理由から。
居酒屋がわかりやすいと思いますが
お店によっては、運転者は誰か
しっかり聞いてその人には、
アルコールを提供しないよう
徹底していることがあります。
万が一、運転者にお酒を出して
飲酒運転をされたら、お店にも
責任が及んでしまうためです。
ただし、過失度合いがどの程度なのか
助手席や後部座席に乗っていた人が
気づけたのか？
など状況によって変わります。
助手席や後部座席に乗っていた人が
運転者の友人など他人ならば、
助手席や後部座席に乗っていた人自身の
人身傷害保険で補償してもらえる
可能性はあります。
車両保険も補償対象外になります
運転者の過失が重ければ
運転していた車に車両保険を掛けていても
補償対象外になります。
注意してほしいのは
借りた車で事故を起こしても
保険金は支払われないという点です。
レンタカーや友人の車を借りる時に
他車運転特約で補償されるから安心
と気軽に借りる人もいますが
運転者の過失で、車両保険が
免責事由で支払われなければ
他車運転特約でも、同様に
借りた車に保険金は支払われません。
もともと借りた車で起きた事故は
対物賠償保険で補償されませんので
他人が乗る可能性があるなら
車の持ち主が、運転者の補償範囲を
限定なしつまり他人も運転OKに
しておかないと、自分の車両保険も
使えません。
くしゃみで前方不注意になる
花粉症の程度にもよりますが
目を開けていられないほどのかゆみや
くしゃみで運転に支障をきたすなど
事故に繋がりそうな場合には
車を路肩によせるなどして停車させる
ことがベストです。
無理して運転をして事故に繋がると
前方不注意としてあなたの過失割合が
大きくなりますし
重過失と判断されると、保険金が
支払われない可能性があります。
花粉症の処方薬はドクターストップに注意
花粉症の薬で症状を抑えるのも
良いのですが、医師から服用後は
運転を避けるよう言われた薬なら
運転は避けること。
保険金の支払い可否は、市販薬を
飲んだ程度では問われませんが
医師から、運転を避けるように
言われた薬を服用したにも関わらず
事故をおこすと、保険金は
支払われなくなります。
まとめ 花粉症を軽視せず安全運転を！
早い人は、1月から
花粉症の症状が出てきます。
私自身も、スギ・ヒノキの
花粉症持ちなので
2月頃から症状が出てきて
4月がピーク
ゴールデンウィーク過ぎまで
目のかゆみや鼻水で悩まされます。
特に症状のきついときには
運転をせず、徒歩やバスなど
に切り替えています。
花粉症だからと軽視しないことが
安全運転に繋がりますし
結果として、保険を使わず
保険料節約にも繋がります。
余談ですが、事故が起きたのは
2017年4月23日14時頃なので
日曜日ですね。
愛媛県の今治だと
JRがそれこそ30分に1本程度
電車も都会のように網の目に
走ってはいない車社会です。
通勤で急いでいたとも考えにくいので
路肩に車を停めるくらいの時間は
あったのではないかと感じました。
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同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
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ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
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継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
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