今の車を売却、廃車、譲渡、車検切れ、一時抹消
あるいは海外渡航など方法で、
手元に車がないあるいは車に乗れる状況ではない場合には
中断証明書の発行で等級を10年間保存することができる
ことは、自動車保険を契約している人なら聞いたことが
あるのではないでしょうか?
中断証明書の発行時点では別居だったとしても
中断証明書を使った契約時点で同居ならば
中断証明書に書かれている記名被保険者だけでなく
記名被保険者と同居の親族なら使えることは
あまりしられていません。
また、記名被保険者が亡くなった場合には
発行時点での同居親族のみ中断証明書を使えます。
異なる記名被保険者で中断証明書を使った契約を
する際の注意点を記事に纏めました。
中断証明書を使えるのは、記名被保険者だけではない
車を再び乗るようになって、保険契約をする際に
前回の保険契約の中断証明書があれば
中断時点でのノンフリート等級が20等級なら、
中断証明書の発行直前の契約で保険を使っていなければ
再度20等級で契約することができます。
中断証明書を利用できる範囲
冒頭で伝えたとおり、記名被保険者以外にも
中断証明書を使える人はいます。
- 記名被保険者本人
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者の同居親族
- 記名被保険者の配偶者の同居親族
本人以外でも、配偶者の同居親族までなら
利用可能です。
例えば記名被保険者が単身赴任になり、車を売却。
2年後に奥さんと同居中の子供が就職。
通勤に使う車を購入したため利用するという方法や
ご主人の仕事の都合で3年予定の海外転勤
3年後、勤務が延長となったために
先に奥さんと子供だけ帰国。
奥さんが日本で車を再び乗るために
旦那さんの中断証明書を使うことできます。
海外特則で発行された中断証明書で契約する際は
海外渡航していた履歴確認が必要なため
新旧両方の記名被保険者のパスポートの写しを
保険会社に提出しなければなりません。
自動化ゲートを通って出入国していると
手続きが面倒ですので気をつけて下さい。
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中断証明書を引き継げるのは活用時点での同居の親族まで
中断証明書を異なる記名被保険者でも使える条件は、
通常の記名被保険者の変更手続きと同じです。
中断証明書を活用する時点での、
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者もしくは配偶者の同居親族
ですので、中断証明書の発行日時点では別居だった場合も
再開時に同居をしている場合はOKですが、
引き続き別居の親族には引き継げません。
記名被保険者が単身赴任や入院中などで
自宅にいない場合でも配偶者と同居している親族は
等級を引継げますので、中断証明書を使った契約もできます。
記名被保険者が死亡時は、発行日時点での同居親族まで
ただし、記名被保険者が亡くなっている場合は例外です。
中断証明書は10年間保存できるため
高齢の記名被保険者が中断証明書を発行した場合など
有効期間10年の間に、亡くなられてしまうこともあります。
その場合は
中断証明書の発行日時点で記名被保険者と同居をしていた親族
なら引き継げますが、発行日時点で
別居をしていた子や孫には引き継げません。
配偶者が新記名被になって契約をして、
その後で子や孫に記名被変更をすることはできます。
ただし、明らかに等級継承を目的とした
短期間での変更は認められないことがあります。
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中断証明書は賢く使えば、保険料を抑えられる便利な制度
新規で6等級で加入するのと20等級で契約するのとでは
保険料が2倍近く異なります。
ですので、何らかの形で車を手放す場合には
中断証明書を利用して、等級を消滅させないようにするといいですね。
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同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
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今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。
証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。
証券の内容で重要なのは下の3つ
- ノンフリート等級
- 事故有係数適用期間
- 直前1年間での等級ダウン事故の回数
車検証で見積に必要なのは下の3つ
- 車の型式
- 初年度登録
- 陸運支局
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