同じ等級でも事故を起こした人の保険料は割引率が違います

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自動車保険の保険料を見ていると

  • 同じ等級
  • 同じ補償内容
  • 同じ車種
  • 同じ型式
  • 同じ年齢
  • 同じ保険会社

にも関わらず、保険料が異なる場合があります。

最近、知人から

[voice icon=”https://jihoken.net/wp-content/uploads/2016/09/a0002_010673.jpg” name=”Fさん” type=”r line”] 「私と全く同じ条件で
自動車保険保険に加入しているのに
私の保険料のほうだけ高いんです。
こんなことってあるの?」
[/voice]

と質問されたのですが、同じ任意保険の等級でも
無事故の人と保険を使って等級ダウンした人では
保険の割引率が異なります。

2013年から事故有係数が導入!事故を起こすとペナルティ扱いに

2018年現在、自動車事故で
等級ダウンとなる保険を使うと
翌年の保険料は大幅にあがります。

2013年10月から、事故を起こして自動車保険を使うと、
「事故有」の低い割引率が適用され、
保険料負担が大きくなるようになりました。

3等級下がる場合には
翌年の更新から3年間は保険料が上がります。

自動車保険の等級をよく見てみると
20等級,事故有係数適用期間0年
あるいは
17等級,事故有係数適用期間3年

というように、今の等級はいくつで
保険料が割増になる年数は何年
という内容が必ず記載されます。

あと何年保険料が割増となるのかを示すのが
事故有係数適用期間です。

上の表のように、

3等級ダウンがあった場合には次の更新時から3年間

1等級ダウンがあった場合には次の更新時から1年間

という具合で、保険を使った翌年から
1年もしくは3年間割引率がガクッと下がっています。

そのため、事故有係数適用期間が導入されてからは
軽度な損害なら保険を使って修理をするより

トータルの支払いが大きくなるのであれば
保険を使うのを我慢する人も増えています。

等級ダウンによる保険料割増では保険金支出に見合わない

事故有係数適用期間が導入された背景には、保険料収入に対して、
支払う保険金が多くなっていることが関係しています。

現在のクルマはハイブリッドカーや
燃費向上のためにコンピュータ制御になっていて
どんどん高額になっています。

そのため、事故が起きると保険金支払いも多くなります。

一方で、保険の等級が1つ2つ変わったところで
実はそれほど割引率は変わらないんです。

初めて自動車保険に加入すると
6等級または7等級です。

6等級→7等級では19%から30%
7等級→8等級では30%から40%
と割引率は大幅に良くなりますが

9等級からは年1~3%しか変わりません。

すると、3等級ダウンしても
そこまで割引率は変わらなかったんです。

事故有係数適用期間の導入前なら
18等級の人で3等級ダウン事故があれば
翌年は15等級ですが

保険の割引率は59%→52%と
たった7%しか変わりませんでした。

それなら等級が下がっても
保険を使って修理したほうがいいと
軽微な事故でも保険を使う人がいました。

保険会社側からすれば、保険料収入に
保険金支払が追いつかなくなれば
経営が成り立ちません。

保険金支払いを少しでも抑えたい
保険料の公平な負担という観点から
事故を起こした人の保険料を大幅に引上げる
仕組みが導入されました。

一般的な損保なら割引率も共通しているので
ほぼ横並びになってしまいますが

次回の更新で保険料が高くなることがわかっているなら
少しでも安い保険料で引き受けてくれる保険会社を
探してみるのもありですね。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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