通販型自動車保険はスマホの格安simと同じで予備知識がいる

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他社切替

ダイレクト型の自動車保険は
ディーラー経由や従来の代理店で
加入するよりも保険料が安いため

保険会社を切り替えるきっかけとして
挙げる人も多いです。

テレビのCMでも
ソニー損保やアクサダイレクトなどが
保険料の安さをメリットにあげていますね。

そんなお得な自動車保険ですが
残念ながら、トラブルはつきもの。

ですが、どちらかといえば
安い保険会社が、対応や管理がずさんだから
といよりも、加入者の知識不足や
サービスへの過剰な期待が原因です。

保険料の安いダイレクト型に切り替えるか
悩んでいるなら覚えておいて欲しい内容を
纏めました。

国民生活センターに寄せられる残念なトラブル

格安simの普及とともに、国民生活センターに
寄せられるトラブルの記事があったので
元データを調べてみました。

すると、トラブルは運営している会社だけでなく
利用者自身の知識・準備不足による面も否めません。

同時に、利用者の知識・準備不足って
ダイレクト型損保でも同じことが言えます。

ダイレクト型の自動車保険と格安simはサービスが似ている

ダイレクト型自動車保険は
格安simやLCCと似たようなビジネスモデルで、
余計なコストを掛けずに保険料を抑えています。

格安simなら、ネットや通話料金を安くする
それ以外の余計な機能やサービスはカット
必要なら追加料金を貰うのと同じです。

そして、トラブルがまさに
余計なコストとしてカットされたサービスに
起因するものが多いんです。

問合せ窓口が少なく電話が繋がりにくい

ダイレクト型損保では、基本的に
契約者と顔を合わせることはありません。

電話かネットで、契約申込・更新・事故対応
と一通りのことを行います。

ただし、契約者や記名被保険者の変更や
他人名義の車で車両入替をする

といった、通常と異なる対応が必要な
場合には、電話でのやり取りが必要です。

問合せの窓口には、一定の人数を
確保して、電話がなるべく繋がるように
各社努力しているものの

やはり繋がりにくいときは繋がりにくいです。

3月9月は特に要注意

特に、気をつけてほしいのは
3月と9月です。

理由はディーラーの決算時期だから。
3月と9月には車を気合入れて
販売してくれるためか、保険も
新規加入者が増えます。

ネットで加入したほうが保険料は
割引になるものの、電話で申込する人も
大勢いらっしゃいます。

また、加入以外にも既存のお客さんの
保険についての問合せや、見積もり

進学・就職・転勤による名義関係の
電話でないと出来ない手続きなど

もろもろの用件が急増するため
ヒドイと30分どころか1時間待ち
も当たり前になります。

ダイレクト型の保険を選ぶなら
3月と9月の申込はおすすめしません。

特に、年度末はどの保険会社も
2月頃から窓口は繋がりにくくなります。

記名被保険者の変更など
避けようのない理由でない限りは
ネットでの手続きを行い

どうしても電話が必要ならば
それなりに待たされると考えて
電話を掛けたほうがよいです。

電話1本の手続きでも20分は見ておく

ダイレクト型の保険会社では
契約の更新や補償内容の変更は
8割以上はネットで完結します。

電話でも受け付けていますが
その場合、簡単な手続きでも
20分くらいは余裕を持って
電話すると良いです。

ネットの場合と同じように
本人確認→手続き→確認→変更完了
このような手順を取るため

自然と手続き時間は長くなってしまいます。

会社のお昼休みにちょこっと電話して
変更してもらおうと思うのであれば
休憩始まりと同時に掛けるくらいに
したほうがよいです。

最短翌日の補償開始

また、意外と忘れられがちなのは
補償開始日は申込日の翌日が最短です。

今日申し込んでも、保険が効くように
なるのは明日ということ。

納車日当日に保険に入ったものの
翌日補償だったばかりに、事故で保険が
効かなかったなんてことも稀にあります。

遅くとも納車日の前日までに保険加入を
済ませておきましょう。

また、保険加入には契約したい車の
車検証情報が必要になります。

  • 型式
  • 車台番号
  • 初度登録年月(初度検査年月)
  • 登録年月日(交付年月日)
  • 車両所有者名義
  • 用途車種

これらの項目をネット上で入力するか
電話口で伝える必要があるので
事前に車検証は取り寄せておいて下さい。

年齢条件の変更や更新に気が付かない

契約期間の途中に、車を運転する
同居家族の一番若い人が
21歳、26歳、35歳の誕生日になっても

契約者自身が、変更手続きをしなければ
保険料は戻ってきません。

全年齢か21歳以上かで年間保険料が
2倍ほど違いケースもあります。

更新1ヶ月後に本当は、年齢条件変更
できたのに忘れていたとしても
遡って変更することはできません。

同居家族の年齢と誕生日はよく
覚えておきましょう。

同様に、保険の更新のお知らせを個別に
電話連絡するなんてことはありません。
メールかよくて葉書で通知が来ます。

安い保険料で頑張っているので
間違っても、個別に電話が来るなんて
ことはありません。

迷惑メール設定で弾かれてしまい
更新の通知を受け取れない契約者さんも
一定数いるようです。

docomo au softbankの3社のアドレスは
迷惑メールのフィルタ機能が強力で
いつの間にか迷惑メール扱いにされる
ことがあります。

加入している損保のメールは受け取れるよう
ドメイン指定で受取できるようにするなど
対策をしておいてください。

有料オプションで自動更新できる損保もある

自動車保険の等級は
更新を忘れていれば、満期から8日目には
消滅してしまいます。

たとえ今20等級(保険料の割引率が最高)
だとしても、満期から8日経過すると
6等級での再加入になります。

保険会社によっては、更新を忘れた場合に
備えて、予め自動更新の特約を用意している
こともあります。

有料で付帯するか、あるいは基本は自動更新で
他社切替や解約する場合に電話が必要など
対応は損保によって異なりますが

保険の更新忘れで等級消滅が心配な人は、
自動更新や更新忘れでも等級消滅しない特約を
付帯できる損保を選んでおくとよいです。

クレジットカードが一番便利

ダイレクト型損保で契約するのであれば

ネットや電話での手続きで、その場で現金決済が
出来ない都合上、クレジットカード支払いが
一番便利です。

新規加入時はもちろんですが
継続する際にも、満期日直前では
コンビニ払いや銀行振込を
利用できないことがあります。

電話で更新手続きをすれば、支払い自体は
可能になるとはいえ、ネット割引が効かず
結果として保険料が前年より高くなった
なんてことにもなります。

安い金額で、同じサービスは受けられません

格安simやLCCと同じことが言えるのですけど
ダイレクト型自動車保険も余分なサービスを
削って、低価格路線で戦っています。

ですので、従来の代理店型の保険会社で
受けられたサービスと同じものを求める人は
ダイレクト型損保での契約はおすすめできません。

手厚いサービスや特約が欲しい人は代理店型のほうがいい

車両保険1つでも、ダイレクト型損保では
時価額までしかされません。

ですが、一部の代理店型の損保では
古い車の価値を考慮してくれたり

一般的な自動車保険では補償されない
地震・津波・噴火時に車が壊れてしまった際に
車両保険を全額出してくれる特約があるなど
魅力的な内容もあります。

もちろん、それ相応に保険料は掛かります。

また、ダイレクト型損保で
特に気をつけたいのは
事故が起きた時の事故対応です。

電話窓口が平日日中のみしか開いていない
損保も多く、担当者とのやり取りが遅い

なかなか連絡がつかないデメリットも
あります。

それでも代理店型と比べれば
保険料は安くなるので魅力的です

  • 車は生活の足としての手段として
    割り切っているので車両保険は不要
  • 事故を起こした時の相手側への補償だけは
    しっかり対応してもらいたい
  • 毎年の高い保険料をなんとかしたい

という方なら、保険料の安いダイレクト型の
自動車保険で加入したほうがよいでしょう。

自分である程度管理できる人にはオススメ

余分なサービスは削って保険料を安く
しているのがダイレクト型損保です。

更新の連絡もメールのみで
更新手続きもネットで行う必要がある

など、ある程度は自分で保険の管理を
できることが前提です。

自分が掛けている保険・特約が
本当に必要なのか?
削ってもいい補償なのか?

生命保険・医療保険・損害保険
クレジットカード付帯の保険などで
実は補償が重複していないか?

ダイレクト型損保に切り替えるなら
出来れば家計で加入している保険
全体で見て見直すといいですね。

ダイレクト型なら年間保険料を3万円以下に抑えることもできる

年齢条件や補償内容にもよりますが
ダイレクト型損保もうまく加入すれば
年間保険料を3万円以下に抑えられます。

車両保険を追加しても、年5~6万円で
加入することも出来るので、代理店で
加入した自動車保険にメリットがないなら

保険が満期になるタイミングで
保険会社を切替えてみるといいですよ。

新規加入者にはスマホの乗換と同じように
インターネットの割引金額が大きいので
1年だけでも試してみるのもアリですね。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
を利用するのがおすすめです。

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  • メールでお知らせしてくれる会社
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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見積を取ってみて、今の保険会社で継続契約するか
他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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