車の買替で得する保険の組み方知ってた?同じ契約でも保険料が安くなる!?

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車両入替

車を買い替えると、自動車保険で契約している
車も入替えをしますよね。

車両入替っていうんですが、廃車や下取りする車と
新たに納車される車を入れ替える・・・
だけでは、保険料が大幅に損することがあるんです。

今回は2台以上を契約している方で
車も入れ替えるという人には、覚えておいて欲しい
”車両入替での保険料を節約するテクニック”

保険会社の中の人が、実際にどうすれば
契約者さんの保険料を安く出来るか考えた方法を
お伝えしていきます。

2台以上契約している場合、入替の組合せで保険料が安くなる

2台以上の契約がある場合、
車の買い替えで、等級の付け替えをすることで
保険料を安くすることができます。

これ、対面型の損保や知識のある代理店担当者
一部のディーラー営業マンは知っていることです。

しかし、ネットで契約をする
ダイレクト型自動車保険では
対面での案内がありません。

そのため、保険料を抑える術を知らずに
車両入替をしてしまい、節約できない
契約者さんが多いんです。

保険料が安い自動車保険を選んで良かった
と思っている以上に、安くなるはずなのに。。。

廃車や下取りをする車の保険に、
新たに納車される車と車両入替を
しなくてはならないというルールはありません。

どういうことかというと
下取りされる車をA
別に契約している車をB
新たに納車される車をCとします。

この場合、Aの保険契約にCの車を
入れ替えなくてはならないという決まりは
ありません。

後ほど、詳しく書きますが
AとBの保険の等級や記名被保険者の年齢
Cに車両保険を付ける、付けないで

  1. Bの保険契約にCを入替えて
  2. Aの保険契約にBを入替える

という方法で、Bの補償内容は今までと同じで
保険料を抑えることができるのです。

自動車保険の保険料は等級と記名被保険者に大きく影響される

自動車保険の保険料が高くなる主な理由は
次の3つです。

  1. 記名被保険者の年齢
  2. 自動車保険の等級
  3. 車両保険

記名被保険者の年齢は、18歳~20歳が
一番保険料が高く、同じ等級でも
年齢35歳以上と18歳以上(年齢問わず)
では2倍かそれ以上に保険料の開きがあります。

続いて、保険料が高くなる要因が等級
自動車保険は6等級からスタートして
事故で保険を使わなければ、1等級ずつ
等級があがり、保険の割引率がよくなります。

記名被保険者の年齢が40歳だったとしても
7等級だとすると、30%の割引
20等級ならば、63%の割引です。

7等級で5万円の保険料を支払っているなら
20等級では2万6千円弱とほぼ半額です。

高い等級では同じ保険料なら補償を充実させる
ことができますし、保険料をぐっと抑える
こともできます。

そして、保険料が高くなる3つ目が車両保険

車両保険を付けるだけで、保険料がほぼ2倍
になります。

それほど、自動車保険における車両保険は
高くなる補償なのです。

今の車は昔に比べて、電子装備が充実し
壊れた時の修理費もバカになりません。
そのため、車両保険も高額になってきています。

新車をローンで購入したといった人なら
車両保険を付ける、できれば新価特約を
設定できる保険会社で契約すると良いですが

ある程度、年式の過ぎた車なら
いっそ車両保険を外して保険料を見直す
こともオススメです。

保険料が安くなる組合せの計算方法をご紹介

前置きが長くなりましたので、
ここからは私が実際に、車両入替を頼まれた時に
保険料を節約する方法を提案していた方法です。

保険契約上、何も問題がなく
それでいて保険料を抑える効果も高いので
覚えておいて損ないですよ。

原則、記名被保険者の年齢が若い人に高い等級をつける

時間がない人、とりあえずどうすればいいか
知りたい人には先に答えをお伝えしておくと
高い等級の契約に、若い記名被保険者の車を
付け替えればOKです。

先程の事例では

A:8等級
B:20等級

だったとすれば、新たに納車される車Cは
一旦、Bと車両入替を行います。

すると、

A:8等級
C:20等級

となりますね。
そのまま、AとBを車両入替することで、

B:8等級
C:20等級

にできるのです。

Cは主に子が運転するのであれば

直接、AとCを入替えて
C:8等級
B:20等級
とするよりも、2台合わせた保険料を
抑えることができます。

まずは一番高い等級で、今の補償内容の保険料を計算する

さて、家族の多いご家庭では
車を3台とか4台契約している人も
少なくありません。

すると、記名被保険者の年齢も、等級も
車の年式や車種、車両保険の有無が
バラバラで単純に今の方法では

一番保険料を抑えられる組合せなのか
わかりません。

実際、3台以上の契約のお客さんに相談されると
時間を貰って、保険料を厳密に計算しました。

今からお伝えするのは、保険料が一番安くなる
組合せの方法です。

まず、保険契約の等級を全て書き出してください。

わかりにくいので、新たに例を出しますね。

契約A:18等級ー事故有係数0年
記名被年齢48歳

契約B:13等級ー事故有係数2年
記名被年齢45歳
車両保険あり

契約C:7G等級ー事故有係数0年
記名被年齢48歳

契約D:6B等級ー事故有係数0年
記名被年齢23歳

Bを廃車して、Eを納車
Eの記名被年齢22歳
車両保険セット予定

それぞれの保険等級がわかったら
次に、一番高い保険の等級で
1年後の保険料を計算します。

保険会社の見積を使って
1年後の等級で、今の補償内容を元に
計算をしてみてください。

この場合は、契約Aが18等級ー事故有0年
これを使います。
無事故なら、1年後は19等級ー事故有0年
となります。

もし、契約Aがなく、契約Bが一番高い等級
だったとすれば、Bの1年後の等級は
14等級ー事故有1年になります。

 

[aside type=”normal”]

補足説明
契約期間中に事故が遭った場合には
逆に、1年後は等級ダウン後の等級で
計算してください。

もし、Aで3等級ダウン事故があったなら
15等級ー事故有3年で計算します。

19等級ー事故有0年で
A、C、D、Eの補償内容を計算していきます。

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保険料の高い順に、良い等級を並べ替える

1年後のA、C、D、Eの等級が計算できたら
次は、保険料の高い順に等級をくっつけます。

保険料の高い順がE>D>C>A
となったとすれば、等級は次のようになります。

契約E:18等級ー事故有係数0年
記名被年齢22歳
車両保険あり

契約D:6B等級ー事故有係数0年
記名被年齢23歳

契約C:7G等級ー事故有係数0年
記名被年齢48歳

契約C:18等級ー事故有係数0年
記名被年齢48歳

この場合、

  1. EとAを車両入替
  2. 押出され無保険となるAとDを車両入替
  3. 押出され無保険となるDとBを車両入替

このように3回の車両入替を行うことで
一番保険料の安くなる組合せにすることが
できるようになるとわかりました。

車両入替に掛かる追加費用を支払えばOK

入替の組合せが分かれば、あとは
保険会社に内容を伝えるだけです。

インターネットで、ご自身で行うことも
できますが、手間は掛かりますが
ダイレクト型でも電話したほうが確実です。

理由は2つあって
1つは、ネットでの手続きが1日1回と
限定されている場合があるため。

今回のように、3回の手続きがあると
全ての車両入替に3日必要となります。

納車に余裕があるなら構いませんが
納車前日なら、間に合いませんね。

2つ目は入替手続きの中で
補償の抜けや選択ミスの責任を
保険会社に押し付けられるというのも
あります(苦笑

ミスは人間誰しもあります。
まして、普段慣れないことを大量に
行えば、1つや2つの抜けは生じます。

些細な事なら構いませんが、保険という
万が一の保険をあなたのマウス操作1つで
補償が効かなくなっていた・・・
なんてことがあったらマズイですよね。

特に、3つも4つもある保険で
補償や特約の有無、金額がバラバラでは
間違えていても気が付きにくいもの。

ですので、自分で出来ると思っても
複雑な保険をネットで操作するよりは、
保険会社に任せたほうがいいです。

等級の付け替えができるのは、増車か減車のタイミングだけ

複数契約がある場合に、等級を付け替えると
保険料が安く出来るのですが、制限があります。

等級を付け替えられるのは、

  • 車を増やす
  • 買い替える
  • あるいは減らす

この3つのタイミングだけです。

保険料を安くしたいからといって
ポンポン等級を付け替えられたら
保険会社もたまりません。

まして、事故で等級が下がった車の契約を
いい等級にしてしまうなんてことをされたら
保険を使っていない人と公平な保険料負担を
してもらえなくなるからです。

だから等級の入替えには一定の制限があります。

その制限の中でも上手に保険を組み直せば
保険料を節約したり、今と同じ保険料で補償を
充実させることができますよ。

記名被保険者の補償範囲に注意しよう

例であげたA~Eの車の入替えでは
AとEの入替時に
48歳の親から22歳の子へと
記名被保険者が変わっています。

実はここが補償で厄介なポイント

Aが親、Eが子になるため

  • 家族限定特約
  • 人身傷害保険
  • 原付特約
  • 弁護士特約

などの補償範囲が変わってしまいます。

多くの保険会社では、これらの保険/特約は

  • 記名被保険者あるいは配偶者の同居親族
  • 記名被保険者の別居の未婚の子

までが補償範囲になっています。

特に、別居の未婚の子は
親から子に記名被保険者が変わることで
今まで補償できていた一人暮らしの子が
対象外となるケースが生じます。

Eの記名被保険者に離れて暮らす
兄弟姉妹がいれば、Eの契約だけに
原付特約がついていて

兄弟姉妹が原付で事故をしたら
車両入替のせいで、補償がなくなっていた
なんてことが起きてしまいます。

こういうときは、記名被保険者が親である
車Aの契約に原付特約を組み直せばOKです。

まとめ:車両入替を使えば、上手に保険の見直しが出来ます

車両入替のタイミングで上手に
保険の等級を付け替えれば保険料を
抑えることが出来ます。

ただし、複雑な入替になりそうであれば
面倒だとおもっても、保険会社に連絡を!

正しい補償の組合せをしてくれますし
万が一の操作ミスによって補償がなくなる
ということもありません。

また、親から見れば、別居の未婚の子でも
子から見れば、離れて暮らしている兄弟姉妹

車両入替によって、記名被保険者が
変わる時は、補償範囲が変わることがあります。

補償が必要ならば、親の保険に補償や特約を
付け直すことも忘れないで下さいね。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
を利用するのがおすすめです。

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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



保険の更新前に、まずは上の無料見積から
見積を取ってみて、今の保険会社で継続契約するか
他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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