自動車保険の更新で補償内容同じなのに保険料が上がるワケ

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保険料の決まり方

代理店型自動車保険を除けば
自動車保険は1年更新が基本です。

そのため、更新のお知らせハガキを見ると
「今までと同じ補償内容で事故もないのに、
保険料が上がってる!?」
といった経験ありませんか?

保険料が前年よりも上がる理由を見ていきましょう。

保険料が上がる要因

  • 割引が外れた
  • 料率クラスが上がった
  • 歳を取った
  • 等級ダウン事故をした
  • 保険会社の商品改定

保険料が上がる理由は上のようなケースです。

自動車保険の保険料が上がる理由その1 新車割引や新規割引が外れた

今回が初めて継続の通知を受け取って
2年目に保険料がUPしているなら
1年目と2年目以降の割引の有無が考えられます。

携帯電話ほどじゃないですが
新規加入の割引額はよく、
継続更新する人の保険料割引は少ないので

2年目の継続加入者になると
割引額は減ります。

また、他の割引として考えられるのが
新車割引やエコカー割引

契約した車の車検証の初度登録年月が
保険の開始年月の13ヶ月以内や
25ヶ月以内なら割引になるもので

次の年の継続契約から
新車割引やエコカー割引が
適用されなくなったことが考えられます。

他にも新規契約者向けの割引があると
2年目以降は割引対象外となるかもしれません。
その辺は今の保険会社の割引内容を
チェックして見てください。

自動車保険の保険料が上がる理由その2 料率クラスが上がった

保険料が変わった2つ目の理由は料率クラス
料率クラスは
自家用普通乗用車(いわゆる3ナンバー)
自家用小型自動車(いわゆる5ナンバー)
の保険料を決めるグレードなんですが

  • 対人クラス
  • 対物クラス
  • 搭傷クラス
  • 車両クラス

っと4つに分類分けされていて
毎年1月1日に業界全体で見直されています。

「料率クラスはあなたが事故ってなくても変わる」
という特徴があります。

車検証に記載されている型式というのは
「車の走行性能が変わる」
フルモデルチェンジ毎に変わります。

走行性能が変われば、
同じ車種でも事故に遭う可能性は変わります。

そのため日本全国で、
あなたと同じ型式の車に乗っている人が
どれくらい保険を使ったか統計を取って
保険料に反映するようになっています。

自動車保険は、交通事故に遭う確率を
運転していた人や車に応じてリスク分析を行い

保険契約者はリスクに見合った保険料を支払って
万が一の事故に備えるもの。

保険を使う人が多かった車というのは
事故に合いやすかった車とも言えます。

そのため、
「あなたも保険を使うかもしれないから、保険料は高くしておこう」
というリスク計算がされるわけです。

型式別料率クラス制度では、車検証上の型式
つまり、車の走行性能に応じたリスク計算になるので
あなたがたとえ無事故で20等級あったとしても
保険料が上下します。

自動車保険の保険料が上がる理由その3 歳を取った

運転者年齢条件って

  • 年齢を問わず補償
  • 21歳以上
  • 26歳以上
  • 30歳以上
  • 35歳以上

と分類分けされていて、35歳以上は一律になってますが

実は、35歳以上でも厳密には
記名被保険者の年齢を見て保険料は変わっています。

そして、60歳を過ぎて高齢になれば
保険料はじわじわ上がっていきます。

若年者は運転が未熟だから保険料が高いなんて言われますが

最近のニュースなんかみていても
高齢者の暴走とか逆走とかアクセルブレーキの踏み間違えとかで
歳を取った人の起こす事故は増えてますね。

ですので、運転者年齢条件だけを見てると
70歳80歳のお年寄りの運転も怖いのに
保険料は、年齢が若い方だけが高いのはおかしくない?
って思うのはむしろ自然なことだと思います。

実は、保険料にも反映されていて
見積を取ってみると

同じ補償内容でも
59歳と60歳では60歳のほうが
69歳と70歳では70歳のほうが
保険料は高くなっていることもあります。

保険料が前年よりも高くなったぞ!
ってなったら、歳を取った影響かもしれません。

自動車保険の保険料が上がる理由その4 等級ダウン事故があった

事故で等級ダウンする保険を使うと保険料が上がります。

逆に言えば、事故に遭っても
等級ダウンとなる保険を使わなければ
保険料は上がりません。

対人賠償保険
対物賠償保険
車両保険
自損事故傷害特約
レンタカー特約(代車特約)

上の4つを使うと、3等級もしくは1等級下がるため
次の年から保険料がUPします。

自動車保険の保険料が上がる理由その5 保険会社の商品改定

割引の有無
料率クラス
年齢
等級ダウン事故

この4つに当てはまらないとしたら
保険会社の商品改定の可能性があります。

保険会社も商売ですので、
契約者から支払ってもらう保険料収入以上に
契約者に支払う保険金支出が多くなれば
赤字になります。

大きな事故が立て続けに発生したり、
消費税UPなどがあると、保険料の見直しが入ります。

値上げの理由が納得いかないというのであれば、
更新のお知らせを機に
他社に切り替えてもいいと思います。

まとめ

補償内容が全く同じで、事故で保険を使っていなくても
保険料が上がることはあります。

もし、保険料が上がっていたら
下の5項目をチェックしてみてください。

  • 割引が外れた
  • 料率クラスが上がった
  • 歳を取った
  • 等級ダウン事故をした
  • 保険会社の商品改定

それでも不明な点は、
契約している保険会社に問い合わせてみると
教えてくれますよ。

ちなみに、運転者年齢条件は同居家族で一番年齢の若い人が
「誕生日を迎えた時点から申告すれば見直せる」のであって
自動的に保険料が安くなるわけではないので要注意です。

25歳と24歳の夫婦の場合では
片方が26歳になって自動的に26歳以上補償に変更されたら
旦那さんまたは奥さんが、年齢条件から外れてしまうためです。

家族の中で
21歳、26歳、30歳、35歳前後の人がいるのであれば
一度、年齢条件をチェックしてみるといいですね。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

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