修理や納車前の代車は今の自動車保険で補償されるの?

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他車運転特約

事故で修理をする

今の車を先に引き取ってもらい
納車まではディーラーさんの代車を借りる

このような場合に
「借りる車の補償をしてくださいね」
と言われることがあります。

今契約している自動車保険に
他車運転特約が付帯されていれば
補償してくれますが

自動車保険の業界にいたものとしては
あまり他車運転特約は使い勝手が悪いので
あまり当てにしないほうがよいです。

借りた車で事故を起こした場合の補償は?

まず、借りた車で事故を起こしたら
借りた車の補償
自分や同乗者への補償
事故相手への補償
と3つにわかれます。

借りた車の補償は自契約で車両保険があることが条件

他車運転特約で借りた車の補償をすることは
できますが、あなたの任意保険で
車両保険をセットしていることが条件になります。

他車運転特約では借りた車を
「あなたの車とみなして」補償するので、
契約している車に車両保険がなければ
代車でも車両保険で補償することはできません。

また、レンタカーを借りた場合に事故が起きたら
でも書きましたが、車両保険をセットしていても
駐車中の盗難や当て逃げは補償対象外になります。

あくまで運転中の補償となりますので
駐車時は、その車の持ち主が補償すべきという
考えだからです。

借りた車のために車両保険を掛けることは不可

修理期間中の代車や
納車までディーラーさんに車を借りる際
代車の補償を依頼されることがあります。

他車運転特約で補償することはできますが
それはあくまで、自分の車のために
契約することが条件です。

今の車には車両保険を付けていないからといって
代車を借りるために車両保険をセットする
ということはできません。

具体的には、現車両が買い替えで
先に引き取ってもらったとして
納車日までは代車を借りるとします。

代車を借りるのが
10月10日から10月20日までとして

10月10日以前に、車両保険を掛けていない
とすれば、車両保険をセットすることは
できません。

現在の保険契約に車両保険をセットするには
納車日付で新しい車の型式情報を元に
車両保険をセットしなければなりません。

料率クラス9に車両保険が付けられない
でも書きましたが、本来なら車両保険を
付けられない車に保険を掛けるのは
万一の際に補償を受けられなくなります。

今の契約に車両保険がないのであれば
納車までの期間は、割高にはなりますが
1日保険などの短期契約の保険を利用する
ほうが安全です。

他車運転特約があるから補償を受けられる
と安易に考えるご契約者さんもいますが

車を運転していない間は補償対象外に
なるなど補償としては不十分です。

他車運転特約は任意保険の「おまけ」
と考えておいたほうがよいです。

10月10日以前、それまでの自分の車の
補償をするために車両保険を掛けていれば
代車も補償することはできます。

それでも代車を運転していない駐車中などは
補償の対象外となります。

セブンイレブンで加入できる三井住友海上の
1日保険でも、車両保険は300万円まで
となりますが補償できるプランがあります。

1日1500円からということと
補償開始日は最短で申込日の7日後と
条件はありますが

短期間の契約でも代車の補償をしてもらう
ことができます。

300万円を超えるような代車でなければ
1日保険の加入もアリです。

事故相手には自分の対人対物賠償で補償可能

他車運転特約が付帯されていれば
事故相手の治療費や相手自動車の補償は
ご自身の対人対物賠償と同じ内容で
補償をすることができます。

また、対人賠償では同乗者が他人の場合にも
使えますので、たまたま一緒に乗っていた人が
友人だったとすれば、友人のケガの補償は
あなたの任意保険の対人賠償で補償できます。

その代わり、対人賠償・対物賠償を使えば
あなたの保険は翌年は3等級ダウンして
保険料は上がります。

自分自身のケガは人身傷害保険で補償される

他車運転特約があるないに限らず
借りた車を運転中の事故で自分や家族が
ケガやなくなった際も

人身傷害保険を自分の任意保険で
セットしていれば補償を受けられます。

ただし、人身傷害保険を契約している車のみ
に限定していれば対象外となります。

同様に搭乗者傷害保険はもともと
契約している車に乗っている人にだけ
支払われる保険ですので

借りた車は対象外となります。

まとめ 他車運転特約で補償できるが頼るのはよくない

他車運転特約には
臨時で借りた車を「自分の車」とみなして

対人賠償・対物賠償そして
車両保険をセットしていれば
借りた車の補償もできる

という便利な特約にはなっています。

借りた車を自分の任意保険で
追加保険料を払わずに補償できる
という見方もできますが

あまり頼りすぎるのはよくないなぁと
感じます。

借りた車が、いつまでが臨時なのか
あいまいということ

運転中以外は補償されないことから

任意保険におまけでついているもの
と考えたほうが良いです。

友人と長距離ドライブに出かけて
ちょっと交代するときなど
いちいち補償内容を変えるのは大変です。

そのような臨時のときに使えるもの
と考えたほうが良いです。

代車の補償を依頼されたら
1日保険などを契約したほうが
万一のことを考えれば安心ですよ。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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