離婚で保険解約するなら先に記名被保険者を変えないと等級は消えます

スポンサーリンク
記名被保険者

離婚によって契約者が変わることになり
保険を解約するという場合

手持ちの車を旦那さん、奥さんが持っていくから
自分は手放して保険契約を中断したい

あるいは

今後は自分が運転するから、名義を変えたい
という人もいます。

夫あるいは妻と連絡を取りたくないから、
離婚成立後に保険の手続きをすればいいや
と思っているかもしれませんが

後で、等級継承で揉めかねないので
可能な限り、離婚成立前に手続きをして下さい。

離婚に伴って記名被が変わるなら要注意

離婚に伴う解約の場合には
契約者だけでなく、記名被保険者も
変わるケースが多々あります。

記名被保険者の変更は配偶者間なら
別居であっても可能です。

離婚成立前であれば、別居中であっても
保険会社に連絡をすればすぐに
記名被保険者の変更をしてくれますが

一旦、離婚が成立してしまうと
その時点から、他人となってしまうため
等級の引継ぎができず、大きなトラブルになります。

離婚後、車は誰が乗るの?保険の等級は誰が引き継ぐの?

自動車保険は生命保険や医療保険と異なり
車に掛ける保険であると同時に
人に掛ける保険でもあります。

どの車で、誰が主に運転するのか
ということが保険契約のポイントになるため

離婚後に、その車を旦那さん、奥さんの
どちらが引続き運転するのか
どちらが今の保険の等級を引き継ぐのか
を予め決めておかないと

離婚成立後に保険を解約したら
次のような事態が起きます。

ケース1:自分は6等級で再契約するハメに

  1. 契約者はあなた
  2. 記名被保険者は元配偶者
  3. 今後、車はあなたが乗る

この場合、保険契約上の記名被保険者は
元配偶者ですが、実態としては
あなたが記名被保険者となります。

別居後に自動車保険の記名被保険者を切替えは出来るの?
という記事でも書きましたが、
契約上の記名被保険者と実態が異なると
任意保険自体が無効になります。
[kanren postid=”379″]

仮に20等級の契約でも、離婚成立後は
等級継承は出来ず、6等級での保険契約を
し直す必要があり、保険料が跳ね上がります。

離婚にまつわるお金のトラブルは
泥沼化することもあります。

離婚後はどちらが車を乗るのか?
別居中で連絡を取りたくもない気持ちも
わかりますが、可能なら話し合って
記名被保険者の変更をしておきましょう。

ケース2:あなた名義の中断証明書が発行できない

先ほどのケースでは
離婚後はあなたが車に乗るということでしたが
逆のパターンでも不都合が発生します。

  1. 契約者はあなた
  2. 記名被保険者は元配偶者
  3. 今の車は一旦売却する
  4. 離婚後に自分用の車を買う予定

離婚に伴い、元配偶者は実家に戻るため
今の車は処分することに。

あなた自身は、しばらくしたら自分用の
車を購入することを検討しており、今の車を
売却後に中断証明書を発行してもらうつもりでも

離婚成立後ですと、記名被保険者の変更は
できない為、元配偶者名義でしか
中断証明書は発行できなくなります。

中断証明書には、以下の内容が記載されます。

  • 契約者
  • 記名被保険者
  • ノンフリート等級
  • 事故有係数適用期間

離婚成立前に記名被保険者を変更していれば
中断証明書を発行することができます。

離婚後も元配偶者と子が同居なら年齢条件や運転者範囲の見直しを

なお、元配偶者と子供が一緒に出ていくケースでは
子が未婚で、今後もあなたの車をたまに乗る
という場合には、運転者の範囲は家族限定のままでも
特に問題はありません。

任意保険でも親族の範囲は、法律上の親族を指し
6親等以内の血族および3親等以内の姻族です。

離婚成立後も、子は直系の血族になるため
元配偶者と一緒に出ていくケースでは
別居の子となります。

婚姻歴がなければ、家族限定のままで補償可能です。

また、離婚成立前ならば
配偶者との同居の子は、あなた自身と同居と
みなされるため、年齢条件に影響がありましたが

離婚後は、元配偶者は他人となりますが
子は血族に変わらず、別居の子となります。

婚姻歴がなければ、運転者の範囲は
家族限定のままでOKです。

その場合、年齢条件を全年齢や21歳以上など
保険料の高い条件に設定していたのでしたら

離婚成立時点で配偶者の同居の子から
別居の未婚の子になるため
年齢条件を35歳以上にして保険料を抑えられます。

子が18歳未満で車を運転しない場合であっても
原付特約や人身傷害保険、弁護士費用特約など
家族の範囲が影響をするものについては

親権を元配偶者が持つとしても
任意保険には影響ありません。

子が通学や通勤で原付を乗るのであれば
あなたの任意保険に原付特約をセットしておけば
通学中の事故でも補償可能です。

バイク保険は、単体では保険料は高く
記名被保険者が未成年では契約不可の損保も多いため
自動車の特約で付帯できるのでしたら利用しましょう。

 まとめ 離婚前に保険の変更を忘れずに

  • 誰が車を乗るのか
  • 誰が保険の等級を引き継ぐのか

離婚時には特に注意してください。
特に、保険は妻あるいは夫に任せている

という場合には

離婚後に無保険で運転をしていた・・・・
ということにもなりかねません。

離婚後にもし記名被保険者が
元配偶者のままだったとしたら
残念ですが、6等級での保険契約となります。

本当はそうなる前に確認をしてほしいところですが
成立後の場合には、事故もしていないのに
保険料が跳ね上がることになります。

転居・進学・就職とは異なり
離婚の場合には、離婚成立後は他人となるため
後からの名義変更は不可能となります。

財産整理で揉めがちで、保険のことまで
考えたくないと思うかもしれません。

ですが、万が一事故に遭った時に
保険金が支払われなかったとか

等級を引継げずに保険料が大幅に
UPしてしまうなんてことも起こります。

そんな時は、保険料の安いダイレクト型を
選ぶのも1つの手になります。

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
まずは無料の自動車保険一括見積もりサービス
を利用するのがおすすめです。

sonpolist上のバナー画像から
最大20社の損保から、5分程度で見積を取れます。
見積結果は会社ごとに寄りますが

  • すぐに画面上で結果が出る会社
  • メールでお知らせしてくれる会社
  • ハガキでお知らせしてくれる会社
  • 見積もり金額以外にも詳しい情報を封筒に入れて郵送してくれる会社

と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



保険の更新前に、まずは上の無料見積から
見積を取ってみて、今の保険会社で継続契約するか
他の保険会社に乗り換えるか決めるのがおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました