自動車保険の解約理由は売却や廃車か他社に乗換かハッキリ伝えて!

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解約

自動車保険は、他の保険に比べると
「車の買い替えでディーラーさんに薦められて」
「付き合いで切替える」
という理由で、解約する人は多いです。

中には、保険の担当者に気を遣ってか、
それとも引き止められるのを警戒しているからか
解約の理由を濁して伝える方もいます。

「車を廃車してもう乗らないから~」
といった表現ですね。

しかし、後々余計なトラブルの元になるので
解約の理由は
◯月◯日付で他の保険会社に移る
新車を買って、そのディーラーさんの保険にする
と、しっかり伝えてください。

特に他社に乗換えるにも関わらず
中断証明書を発行してしまった場合、
後から解約した損保に中断証明書の取消を
依頼する必要がでてきます。

解約時に等級は消滅、他社引き継ぎ、中断の3パターンになる

解約理由を聞くのは
「解約したあと、あなたの等級はどうするの?」
ということを聞く必要があるからです。

一番マズイのは、保険会社側の不手際で

  • あなたの等級を消滅させたり
  • 他の保険会社で引き継ぎできなかったり
  • 中断証明書の発行ができない

という事態にしてしまうことなんです。

等級が消滅してしまうと
たとえ20等級あった保険契約でも
6等級からの再スタートとなり
保険料が1.5~2倍くらいになります。

ですので、可能な限り

等級を引き継ぐか
中断証明書を発行するように

案内するのですけど
解約の理由を濁して伝えられると
等級が引き継げない、中断証明書も発行できない
ということになります。

解約理由を伝えず等級継承や中断発行できない例

いくつか不味い例をあげていきますね。
ちなみに前提条件は

11月3日に解約予定で現在15等級とします。
保険満期は12月31日

ケース1 他社切替なのに中断発行する

11月3日に新車納車予定で
納車日付で保険を切替える予定とします。

でも、保険会社に直接伝えるのがイヤなので
「11月3日に今の車は廃車します」
と伝えると、保険会社側は

「15等級あるのだから中断発行しますか?」
と伝えます。

そのまま、「はい」となると
中断証明書を発行手続きをしてしまいます。

解約日から7日以内の等級継承期間に
他の保険会社に移る際には、中断証明書は不要です。

中断証明書を発行してしまうと
今の等級は中断証明書に載ってしまい

新しい保険会社では、等級の引継ぎができないため
「中断証明書は前の保険会社で取消して」
と、あなたに連絡が入ります。

また原則として、解約日は過去に遡れません。
事故がなかったのだから、遡ってもいいじゃないか
という声もわからなくはないのですが

保険という無形の商品では
保険期間中に事故なく過ぎた期間は
保険会社がリスクを負っていた期間でもあるからです。

このため、最短でも解約日=連絡を貰った日となります。

中断証明書の発行日と他社の保険開始日が
7日以内であればまだよいのですが

満期日を持って中断証明書の発行をすれば
1等級上がるため、満期付けでの発行にしてしまうと

11月3日に他社の保険が始まっているにも関わらず
12月31日までは現在の保険も掛っている
状態になってしまいます。

任意保険は1つの車に1つしか契約できません。
すぐに今の保険会社を解約するように
新しい保険会社から連絡をされます。

前の保険会社の解約日は、
あなたが前の保険会社に連絡を入れた日が最短です。

解約日から7日を超えているため
新しい保険会社では15等級の等級は引き継げず

6等級での新規契約か

保険開始日をずらして
15等級で契約し直してもらうかになります。

前の保険会社と今の保険会社との両方に
電話連絡をするハメになり、二度手間です。

保険会社間でなんとかしろ!と怒り出す契約者もいますが、
解約理由をハッキリ伝えなかったことが原因。

解約理由を聞かれたら、他社に切り替えるなら
「何月何日で他社に切替えます」
と伝えたほうが後々のトラブルはありません。

ケース2 新しい保険会社で契約前に解約をする

次のケースは
新しい保険会社で契約していないうちから
今の保険会社を解約してしまうことで発生します。

普通の車で、改造もしていない車であれば
あまりないのですけど

他社から新規で移ってくる人と
自社で車両の入替えをする人とでは
契約できる基準が異なります。

例えば

  • 型式に「改」が記載されている
  • 用途車種が異なる(元は3ナンバーだが4ナンバーに改造)
  • 名義が残っている
  • 今の保険会社では法人契約している

などの車を持っていて
新しい保険会社でしっかり12月3日から補償開始
と契約を結べていないうちに

今の保険会社を解約してしまうと
次の保険会社で引受出来ないことが
等級継承期間を過ぎてから発覚した場合に

  • 今までの保険会社は解約済みで補償がない
  • 次の保険会社も引受けてくれない

となってしまいます。

保険会社を移るのが決まってから
解約の手続きをしましょう。

不味いケース3 等級継承できない親族間の譲渡

12月3日に別居の子供に本当は譲り、
子が12月3日から契約するにも関わらず

自分は満期12月31日付の
中断証明書の発行を受けるという場合です。

本来なら12月3日時点で解約して
15等級の中断証明書発行となるのですが

31日まで車を持っていたことにして
満期日12月31日付で発酵することで
16等級になる中断証明書にしてしまおう
というケースです。

満期が近いし、問題ないと思うかもしれませんが
1つの車に1つの任意保険が原則です。

保険会社間では情報交換制度があり
同一の車台番号の車が2つの損保で
契約していることがバレます。

もしこの時期に事故があっても

  • 子の契約は、親の保険が切れてない
  • 親の契約は、記名被が別居子なので

親子の保険ともに補償不可となります。

離れて暮らしている子が
GWなど連休を利用して帰省して

帰りに、家の車を譲ってもらうから
そのまま乗って帰るケースはよくあります。

別居の子になると保険契約は引継げませんし
保険満期が近いからといって誤魔化そうとすると

万が一のときに、
ひどいしっぺ返しに遭うので、やめましょう。

まとめ 解約理由をはっきり伝える方が保険切替はスムーズ

解約の理由を濁さずはっきり伝えるほうが
トラブルを防ぐことが出来て、スムーズになります。

付き合いで加入しているところから切替となると、
切り出しにくいかもしれませんが

後々、大きなトラブルに発展したり
事故の際に、補償がでない場合があるので
きちんと伝えるに越したことはありません。

廃車や売却と伝えてきた方には、念のため
「近いうちに買替えの予定ありませんか~?」
と突っ込んで聞くと、

「実は買替えで・・・」と
本当は保険会社を切り替えることを
伝えてくれる方は多かったです(苦笑

今の保険料より平均30,035円安くなるかも!?

同じ補償内容でも、自動車保険の保険料は、保険会社によって異なります。
保険料が高いと感じている契約者さんの多くは
ディーラーとの付き合いや会社の団体保険で任せていたなど
保険会社を比較せずに契約している方がほとんど。

同じ補償で保険料を抑えるなら、保険会社を比べることが重要です。
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と差はあるものの

今の保険契約の証券と車検証の内容がわかれば
簡単に調べられます。

保険証券が手元にない場合でも大丈夫です。

継続の見積書が届いていれば
今年と同じ条件での継続内容が書かれていますので
その内容を参考にできます。

証券を発行しないタイプで契約していて
継続の見積書も、簡単な内容しか書かれていない
という場合でも問題ありません。

証券の内容で重要なのは下の3つ

  1. ノンフリート等級
  2. 事故有係数適用期間
  3. 直前1年間での等級ダウン事故の回数

車検証で見積に必要なのは下の3つ

  1. 車の型式
  2. 初年度登録
  3. 陸運支局

これさえわかっていれば、保険料の見積を取れますよ。



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